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休み知らずの歌舞伎役者・片岡愛之助、ラブリン人気を支える3つの魅力

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 そう、今回の起用はラブリンブレイク前。武内氏には先見の明があったわけだ。そこで、現在、引っ張りだこの理由を尋ねてみたところ、「歌舞伎での芝居は肉体全体や化粧などで表現する部分が多いと思いますが、愛之助さんの場合、そこでは見られない表情の豊かさを持っていらっしゃいます。また、体全体で表現する力はもちろんですが、セリフのないシーンの表情から、そのキャラクターの心情を伝える能力にも長けている。そういった点が大きいのではないえしょうか」との答えが返ってきた。さらに、こんなエピソードも。

 「スタッフ・キャストの皆さんに申し訳なかったのですが、とにかく睡眠時間のない現場だったのに、愛之助さんは、どこで休息しているんだろうというくらい元気で、ムードメーカーで、そして、良く食べていらっしゃいました(笑)」。

 『マザー』での撮影現場のように、ラブリンのパワフルさと、気配りの人だという話は、よく耳に入ってくるし、礼儀正しくて明るくて、どのような質問にも真摯に答えてくれと、ラブリンを取材すればファンになってしまうというほど、マスコミの反応はすこぶるいい。この、業界から好かれているという点はポイントが高い。

 また、武内氏によると、「楳図監督も交えて話していたとき、『とにかく今は休みを入れないでくれとマネージャーに言っている』と、愛之助さんは口にされていました」とのこと。そう、ラブリンは“むこう3年間、仕事がびっしりで休みなし”なのだ。それでも「休みを入れないでくれ」とは、どれほどパワフルなんだろうか。とはいえ、そのパワフルさが現場に好影響を与え、ラブリンを取り巻く環境も良くなっていく。まさに、人気の秘密は、秀でた演技力に加え、その人間性とパワフルさ、しばらくはラブリン人気が続きそうだ。

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