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板垣李光人&中村倫也が戦火の友情を描く 『ペリリュー ー楽園のゲルニカー』特報&ビジュアル解禁

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映画『ペリリュー ー楽園のゲルニカー』に出演する(左から)板垣李光人、中村倫也
映画『ペリリュー ー楽園のゲルニカー』に出演する(左から)板垣李光人、中村倫也(C)武⽥⼀義・⽩泉社/2025「ペリリュー −楽園のゲルニカ−」製作委員 会

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 12月5日より公開されるアニメーション映画『ペリリュー ー楽園のゲルニカー』より、主人公・田丸均(たまる ひとし)を板垣李光人、その相棒・吉敷佳助(よしき けいすけ)を中村倫也が演じることが発表。併せて、特報とティザービジュアルが解禁された。

【動画】史実に基づく、戦⽕の友情物語『ペリリュー ー楽園のゲルニカー』特報

 本作は太平洋戦争、すでに日本の戦局が悪化していた昭和19年9月15日からはじまった「ペリリュー島の戦い」と、終戦を知らず2年間潜伏し最後まで生き残った34人の兵士たちを描いたアニメ作品。

 原作は、2016年から2021年まで「ヤングアニマル」誌(白泉社)にて連載され、かわいらしいタッチでありながら戦争が日常であるという狂気を圧倒的なリアリティで描き、2017年に第46回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞した、武田一義による漫画『ペリリュー ー楽園のゲルニカー』(全11巻/外伝全4巻)。

 この度、心優しい漫画家志望の主人公・田丸均を板垣李光人、頼れる相棒・吉敷佳助を中村倫也が演じることが明らかに。確かな演技力で話題作への出演が絶えない2人が、過酷な戦場を生き抜こうとする若き兵士を熱く演じる。

 主演の板垣はアフレコ前に実際に物語の舞台となったパラオ・ペリリュー島を訪れ、島の各地に点在する戦跡を周った。未だ生々しく残るそれらに時には言葉を失いながらも、当時の若者たちが生き延びようとした痕跡と事実に向き合いアフレコに挑む。

 南国の美しい島で相次ぐ戦闘、飢えや渇き、伝染病。家族を想い、故郷を想いながら、若き兵士が次々と命を落としてゆく。自決も許されない持久戦、そんな壮絶な世界を、田丸と吉敷は必死で生き抜こうとする。1万人中最後まで生き残ったのは僅か34人だった地獄のような戦場、ペリリュー島で若者たちは何を想い、どう生きたのか。観る者の感情を揺さぶる、壮絶な世界で紡がれた戦火の友情物語が、終戦80年の冬に公開する。

 板垣は、自身が演じる田丸について「遺族に向けて戦場での仲間の最期を記す『功績係』を担っています。自分もいつ死ぬかわからない状況の中、ついさっきまで言葉を交わしていた仲間の最期を綴る残酷さ。そしてそんな残酷な現実を時には、愛する人を待つ家族のために美しく仕立てなければならない。そんな田丸なりの、激しくも繊細な葛藤や感情を大切に描いていきたいです」とコメント。

 中村は「これまでの人生で出会ってきた作品の中で、こんなにも『生きてくれ』と強く願った登場人物はいませんでした」と深い共感を寄せ、「当時を伝えられる人も減ってきている中で、この作品を通して多くの方がペリリュー島の日々を感じてもらうことはとても意義のあることだと思います」と語っている。

 特報は、主人公・田丸(CV:板垣)の「お母さん、お元気ですか? ぼくは死んだ仲間の雄姿を手紙にする功績係をしています」という台詞から始まる。1944年パラオ南西部ペリリュー島での激戦の中に踏み込んだかのような銃撃戦の音。「過酷ですが、きっと日本に帰ります」という田丸の力強い一言に続いて「生き残ろうぜ、田丸!」と手を差し伸べるのは吉敷佳助(CV:中村)だ。3頭身のキャラクターからは想像できないほど、戦争のリアルが描かれた本作の⼀部を垣間見ることができる特報となっている。

 ティザービジュアルには、ペリリュー島のジャングルで、傷だらけのゼロ戦や戦車に囲まれる中、ノートに島の美しい自然を描き記す田丸と、その隣で彼に楽しそうに語りかける吉敷の姿が。「生き残る、ふたりの約束――」というコピーと共に、過酷な戦地で相棒となる2人の、度重なる戦いの中のつかの間の休息が描かれている。

 映画『ペリリュー ー楽園のゲルニカー』は12月5日より全国公開。

※板垣李光人&中村倫也のコメント全文は以下の通り。

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映画『ペリリュー ー楽園のゲルニカー』特報

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