「続編ありきで制作」 2部作前提の映画が増えた背景
そして、関係者はこう付け加える。
「2部作の大作となると、やはり、製作委員会にテレビ局が入っていることが多いです。となると、後編公開前にテレビで前編を放送し、スポット、番組へのゲスト出演等、物量で押し切って、後編をヒットさせにかかります」。
予算を抑えて撮影でき、テレビ局の後押しで興収大幅増となれば、今後も、2部作前提映画は増えるだろう。「一方で、『ソロモンの偽証』はテレビ局が製作委員会に入っていないタイプの作品。これがヒットするかどうか、2部作映画の試金石となりそう」(関係者)。同作の動向も要チェックだ。