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年の差バディ映画が面白い! 「年齢なんて関係ない」男の友情に注目

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 最後に紹介する「年の差バディ映画」は『ヴィンセントが教えてくれたこと』(15)。ビル・マーレイ演じるヴィンセントは、借金だらけでギャンブル好き、人のものまで盗んでしまう誰がみても“ダメおやじ”と指をさしたくなるような破天荒ぶり。そんな彼が、ひょんなことから隣に住む12歳の少年オリバーの面倒をみることになる。しかもその少年が“いじめられっ子”というベタといえばベタな設定なのだが、二人の心の通わせ方が絶妙。お互いの奥にある優しさが、相手の心に刺さったトゲを抜き癒していくさまは、年齢に関係ない人とのつながりの大切さを痛感させてくれる。

 テレビや雑誌を見ていると「ゆとり世代」「さとり世代」「バブル世代」…など世代で物事を判断する風潮が多々見受けられる。そういった風潮が必ずしも悪いとは限らないが、「年の差トラブル」の一因であることは間違いないだろう。間もなく、4月となり新社会人を迎える会社も多いはず。「ゆとり世代だから」「若いから」という目で相手を見てしまうとその人の本質的な良さを見落としてしまうかもしれない。自分より若い人から与えてもらうこと、気付かされることは想像以上に多い。ホームズのように「年齢」で物事を判断するのではなく「内面」で判断できるような心の余裕が生まれた時、あなたにとっての最高のバディが見つかるかもしれない。

 映画『Mr.ホームズ 名探偵最後の事件』は現在公開中。

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