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主役を食うSMAP稲垣吾郎、一癖も二癖もある“怪演”で唯一無二の存在感

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稲垣吾郎の演技が話題になった不倫ドラマ『不機嫌な果実』ワンシーン
稲垣吾郎の演技が話題になった不倫ドラマ『不機嫌な果実』ワンシーン(C)テレビ朝日

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 SMAPの稲垣吾郎がここ最近、脇役で一癖も二癖もある“怪演”で異彩を放っている。その輝きは、研ぎ澄まされたナイフのように、時には主役を食うほどの圧倒的な存在感を残す。先日、最終回を迎えたテレビ朝日系深夜ドラマ『不機嫌な果実』では、『ずっとあなたが好きだった』の“冬彦さん”ばりの超潔癖マザコン男を怪演したばかりだが、常軌を逸したトリッキーな役をやらせたら、今や日本屈指の俳優の一人といっても過言ではない稲垣。今回は、彼の役者としての変遷を探ってみたい。

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 稲垣の俳優としてのキャリアは、SMAP結成当時の1988年までさかのぼるが、初期作品として最も印象に残る作品は、1992年のドラマ『二十歳の約束』(フジテレビ系)。SMAP初の月9主演ということでも話題となったが、ダブル主演を務めた牧瀬里穂の「ヒューヒューだよ!」「カキーン」などの印象的なセリフが当時を知らない若い世代にも浸透するほどインパクトを与えた。

 同ドラマで人気を博した稲垣は、翌年、『プライベート・レッスン』で長編映画初主演を果たし、以降、『稲垣吾郎の金田一耕助』シリーズ(フジテレビ系2004~2009年)あたりまで、トップアイドルグループ・SMAPの一員らしく、主役を務める作品が大半を占めた。ところが、スター俳優として王道を歩むものと思っていた稲垣は、王道どころか、誰も足を踏み入れない獣道をグイグイ突き進む超個性派俳優へとシフトしていた。

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