ジョージ・クルーニーも若かった! 医療ドラマ『ER』S1で振り返るスターの出発点

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シカゴにある病院の救急救命室で働く医師や看護師たちの日常をリアルに描き、全世界で大ブームを巻き起こした、海外ドラマ『ER緊急救命室』。1994年から15年に渡って製作され、本作をきっかけにしてブレイクした俳優も多い。特にシーズン1からは、多くのスターが誕生した。今回は、そんな“『ER』出身”の人気者たちを紹介していきたい。
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映画『ジェラシック・パーク』の原作などで知られるマイケル・クライトンが製作総指揮を務め、スティーヴン・スピルバーグが率いるアンブリン・テレビジョンが共同製作した本作は、臨場感溢れる医療現場で奮闘する医師や看護師たちの公私にわたる生活や人間関係を描いたヒューマンドラマ。
『ER』から誕生したスターといえば、真っ先に思い浮かぶのがジョージ・クルーニーだ。今や、知らない人はいないというほど、ハリウッドきってのトップスターとなったジョージ。本作には、ダグラス・ロス役でシーズン5まで出演した。ロスは、ER所属の小児科フェローから、スタッフドクターになる人物で、子どもに優しく、強い正義感を持っているものの、度々問題を起こしてしまう。また、プレイボーイで次々に付き合う女性を変えるという一面も持っている役柄だ。
スターになった現在の姿しか知らない人は想像できないかもしれないが、ジョージは、デビューから15年以上もヒット作に恵まれず、長い下積み時代を送っていた。ラストチャンスと思い、本作のオーディションを受け、見事ロス役を勝ち取ったことで一気に知名度を上げ、放送開始翌年の95年にはエミー賞(テレビドラマをはじめ、アメリカのテレビに関連する様々な業績に与えられる賞)にもノミネートされた。
その後の活躍は、多くの人が知っている通り、『パーフェクト ストーム』、『オー・ブラザー!』、『オーシャンズ11』などのヒット映画で主演を務め、2005年に公開された『シリアナ』でアカデミー賞、助演男優賞を獲得した。