乃木坂・ハロプロ人気メンバーの“卒業即引退” その背景とは
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バラエティでは現役アイドルのHKT48・指原莉乃を筆頭に、嗣永、アイドリング!!!出身の菊地亜美が活躍中。不倫騒動で休業をした矢口真里も徐々に元のポジションを取り戻している。ただバラエティ枠を狙うのは元アイドルだけでない。ダレノガレ明美、藤田ニコルなどモデル出身タレントがバラエティで活躍の幅を広げており、元々女性お笑い芸人プラスアルファの狭い枠の争奪戦は厳しい。
一方、元アイドルの新たな進路になっているのが、女子アナ・キャスター枠だ。元モーニング娘。の紺野あさ美はグループ卒業後、学業に専念して、テレビ東京にアナウンサーとして就職し、現在は“元アイドル”を活かした。今年夏、SKE48を卒業した柴田阿弥も、「アイドルとしての活動はやりきった」として、アナウンサー事務所「セント・フォース」に移籍、フリーアナウンサーとしての活動を開始。さらには、アイドリング!!!出身の大川藍や橋本楓は、モデル・舞台で活動しながら、お天気キャスターの座についている。
こうして芸能界には元アイドル出身が多く活動しているため、アイドルでいることよりも、卒業後に芸能界で居場所をみつけるのは非常に困難な状況だ。アイドルたちは、この状況を冷静に判断し、芸能界にこだわらず、スッパリとアイドルを辞めて新しい道に進む傾向が増えてきていると考えられる。今回、特に多くの現役アイドルからリスペクトされる嗣永の潔い選択は、今後のアイドルグループのメンバーの卒業後の選択に大きな影響を与えそうだ。