広瀬すず、高畑充希、小松菜奈…2016年大活躍した若手女優たち
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小松菜奈も確実にキャリアを積み上げている女優の一人だ。2014年に公開された『渇き。』で強烈な印象を与えた彼女だが、2016年は5作品が劇場公開。恋愛物語が多かったが、どのヒロインもまったく違う顔をみせるなど、観ていて全く飽きない女優だ。2017年には大人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』を実写映画化した『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』に山岸由花子役で出演も決定している。賛否を呼んだ実写化だが、「由花子役は小松菜奈にぴったり」という意見も聞かれるだけに、来年も小松からは目が離せない。
神木隆之介同様、『君の名は。』の大ヒットによって大きく注目された上白石萌音。神木の演技への賞賛が集まるなか、上白石が演じた三葉の瑞々しさも多くの反響を呼んだ。実写では『ちはやふる』や『溺れるナイフ』に出演し、個性的なキャラクターを演じた。さらに素晴らしい歌唱力を披露し、10月には『君の名は。』の主題歌「なんでもないや(movie ver.)」を含むアルバム「chouchou」をリリースし歌手デビューも果たすなど、マルチに活躍した2016年だった。
その他、朝ドラ組では、土屋太鳳が連続ドラマ3本を含む4本のドラマ、『青空エール』など2本の映画に出演。2017年は『PとJK』、『兄に愛されすぎて困ってます』などすでに4本の映画への出演が決まっている。現在放送中の『べっぴんさん』でヒロインを演じている芳根京子も、ドラマ『モンタージュ 三億円事件奇譚』や映画『64 ‐ロクヨン‐』などに出演し、爽やかな笑顔が話題になっている。
最後に、若手ではないかもしれないが、大河ドラマ『真田丸』できりを演じた長澤まさみにも触れておきたい。きりは物語序盤では、辛辣な意見も多かったが、後半に向かうにつれ、その役柄に感情移入する人が増え、最後には愛されキャラクターになっていた。三谷幸喜の脚本の妙もあったが、長澤の一貫してブレないキャラクター作りは賞賛に値する素晴らしいものだった。