広瀬すず、高畑充希、小松菜奈…2016年大活躍した若手女優たち

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今年もさまざまな映画が公開され、多くのヒロインが誕生した。ヒロインといっても、清純派から、男を惑わす魅惑の女性までいろいろなタイプがいるが、魅力的なヒロインに感情移入するのも、作品の楽しみ方の一つだろう。前回の俳優編に続き、2016年に大活躍した女優たちを紹介する。
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2015年、ビデオリサーチ社が発表した「タレント別テレビCM広告主数ランキング」でトップだった広瀬すず。女優としても映画『海街diary』で瑞々しい演技を披露し、多くの映画賞を獲得するなど大ブレイクした。その流れのまま、2016年も大活躍。競技かるたを題材にした人気漫画を実写化した『ちはやふる』では主人公・千早を躍動感あふれる演技で表現し大ヒットを記録すると、同じく人気漫画の実写化作品『四月は君の嘘』では、大病におかされ不安を抱きながらも、明るく元気に、そして懸命に生きている少女を好演。さらに『怒り』では、李相日監督の厳しい演出のなか、生きることに絶望する少女の感情を内から絞り出す迫真の演技を披露。女優として多くの引き出しを増やした2016年だった。
高畑充希も2016年、大いに知名度を上げた女優だろう。元々舞台女優としての評価は高く、『ピーター・パン』や『奇跡の人』などはライフワークとなっていたが、連続テレビ小説『とと姉ちゃん』でヒロインの座を得ると、三姉妹の長女として、戦後の混乱期を強く生きた女性を好演。その高い演技力を多くの人が知ることとなる。映画にも3本出演し『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』では三代目J Soul Brothersの岩田剛典と共にダブル主演を務めた。歌に踊りに演技にと女優のポテンシャルは高く、今後もさまざまなジャンルでの活躍が期待できる。