『コード・ブルー』だけじゃない!“コード”がタイトルになっている日米話題のドラマを紹介
本作は、全米でもっとも忙しい架空の病院、LAのエンジェルス記念病院のERを舞台に、医師や看護師たちが患者の命と向き合う姿を描いたドラマ。患者数が許容量を超える「コード・ブラック」が起こるのは、通常、年間平均5回といわれる。しかし、エンジェルス記念病院では年間300回にも及ぶ。数秒で患者の命を判断しなければならないERで、ドクターたちは圧倒的スピードと医療スキル、チームワークを駆使し、患者を救うべく奮闘する。
このドラマ、なんといってもその圧倒的な臨場感がすごい。次々と患者が運び込まれ、あちこちで命のやりとりが行われる。まさに、自分がそこにいるかのような騒々しさと緊張感、緊迫感が画面からリアルに伝わってくる。長々と人間ドラマが語られるわけではないのに、患者たちの背景もしっかりと見るものに印象付けられ、どの命も決して軽くないことを実感する。
そして、主人公の指導医リアン・ロリッシュを演じるのはオスカー女優のマーシャ・ゲイ・ハーデン。同僚からは“パパ”と呼ばれる彼女は、リスクの高い治療方法で命を救うことで有名。そんなハーデンを始めとした登場人物たちそれぞれが抱える悩みや孤独、傷が見え隠れし、余白を想像せずにはいられない。ドハマリ必須のドラマだ。
『コード・ブラック 生と死の間で』は全国無料のBSテレビ局・Dlife(ディーライフ/チャンネル番号:BS258)にて、5月13日から日本初放送。