全員美男美女! イーサン・ホーク&ユマ・サーマンの愛娘・息子が見事に成長
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まさに今、輝き始めた子どもたちをしっかり見守っている印象のイーサン。自身は眉間の深い皺すら魅力的な、味のある演技派だが、若き日のナイーブさを秘めたヤンチャな姿はもう最高! 若き日のイーサンを堪能するなら、まずはこちらの作品をチェック!
・イーサンを堪能するならコレを観よ! 『リアリティ・バイツ 』(1994)
『リアリティ・バイツ』(1994) 写真提供:AFLO
厳しい現実にさらされるジェネレーションXの奮闘を描く青春群像劇。イーサンが演じるのは、頭が良く教養もあるのに社会に対して斜に構え、恋愛に対してもきちんと向き合わない、まさに時代を象徴する青年トロイ。イーサンの歌声も聴けるオイシイ作品で、ウィノナ・ライダー相手のままならないロマンスも見どころ。90年代の気だるい空気感とともに、若きイーサンの体温まで感じられそうな、親密な演技を堪能できる。
・リチャード・リンクレイター監督と出会った『恋人までの距離(ディスタンス)』 (1995)
『恋人までの距離(ディスタンス)』 (1995) 写真提供:AFLO
『6才のボクが、大人になるまで。』のリチャード・リンクレイター監督作。旅先で偶然出会ったアメリカ人の青年ジェシーとフランス人大学生セリーヌが、ウィーンの街を巡りながら一晩語り明かす。続編『ビフォア・サンセット』(2004)と『ビフォア・ミッドナイト』(2013)が公開され、ジェシーとセリーヌの人生を追うことができるのも魅力的。リンクレイター監督とは本作以降何度もタッグを組んでおり、今も温めているプロジェクトがあるというから楽しみ!
・端正なイーサンを堪能『ガタカ』 (1997)
『ガタカ』(1997) 写真提供:AFLO
元妻ユマ・サーマンと出会った記念すべき作品。遺伝子操作により、優れた資質を持つ「適正者」が生み出され、そうでないものはあらゆるチャンスから弾かれてしまう近未来が舞台。イーサンは「不適格者」ながら、身分を偽り、宇宙飛行士の夢を追い求める青年。かっちりとしたスーツに、きっちりヘア、端正なルックが観られる貴重な作品。もちろんユマとのラブシーンも!
・小悪魔令嬢グウィネス・パルトローに翻弄されるイーサン 『大いなる遺産』(1998)
『大いなる遺産』(1998) 写真提供:AFLO
チャールズ・ディケンズの小説『大いなる遺産』を、公開当時のアメリカを舞台に映画化した作品。監督は『ゼロ・グラビティ』や『ROMA/ローマ』のアルフォンソ・キュアロン。イーサンが演じるのは、グウィネス・パルトロー演じる小悪魔な令嬢エステラに翻弄(ほんろう)される、画家志望で貧しい漁師の青年フィン。船上で肉体労働をするイーサンもとてもカッコ良い一作。
・極悪デンゼル相手に奮闘! オスカーに初ノミネート『トレーニング デイ』 (2001)
『トレーニング デイ』(2001) 写真提供:AFLO
珍しく極悪な役を演じるデンゼル・ワシントン相手に、若く正義感あふれるイーサンが奮闘するのが本作。イーサン演じる新米刑事は憧れの麻薬捜査課に配属されたものの、上司のベテラン刑事が悪徳だったからさあ大変! イーサンは本作の演技でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされた。娘が生まれたばかりという設定は、撮影当時ちょうどマヤが生まれた頃だったのかも…と想像すると、ほっこりする。
大小スクリーンのほか、舞台でもトニー賞にノミネートされ、作家や脚本家(4度のオスカーノミネートのうち2回は脚色賞)、映画監督の顔も持つ多才なイーサン。小粒な良作だけではなく、マーベルの新ドラマシリーズ『Moon Knight(原題)』にも出演予定と、活躍の場は拡大する一方。日本で今月公開される『テスラ エジソンが恐れた天才』では、歴史に埋もれてしまった天才発明家二コラ・ステラのカオスな内面を、少々エキセントリックに好演。まさかの歌声も披露する。そんな彼とユマの魅力のハイブリッド、マヤとレヴォンが、これからどんな活躍を見せてくれるのか、想像を遥かに超えるものとなりそうだ。(文・寺井多恵)