実写もうらやむ豪華俳優陣 『もののけ姫』石田ゆり子&美輪明宏ら“声の演技”に注目
1997年7月に公開され、興行収入193億円・観客動員数1420万人(当時※)を記録した宮崎駿監督の大ヒット作『もののけ姫』が、今夜「金曜ロードショー」(日本テレビ系/毎週金曜21時)でノーカット放送される。テレビ初放送時は35.1%、10回目となった2018年の前回放送時でも12.8%の視聴率を記録するという、いつの世も変わらぬ人気を集める傑作と言っても過言ではない本作。大作アニメの声優に、実写で活躍する俳優を起用するのはもはや当たり前だが、宮崎監督が自身の監督作で、メインキャストを俳優陣で固めたのは、本作が初めて。公開当時は“宮崎駿の引退作”と謳(うた)われ、<自然と人間>の関わりをテーマに『風の谷のナウシカ』から13年を経て製作された渾身(こんしん)作を、今回は“声の出演”の切り口から振り返ってみたい。

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