『ジュラシック・パーク』公開から28年 キャストたちの今
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★リチャード・アッテンボロー(ジョン・ハモンド役)
『ジュラシック・パーク』(1993)より 写真提供:AFLO
恐竜をこの世によみがえらせたい!という純粋な動機でジュラシック・パーク建設に情熱を傾ける実業家のハモンド。演じるリチャード・アッテンボローはイギリス出身。動物学者のデヴィッド・アッテンボローは弟にあたる。1942年に映画デビューし、『砲艦サンパブロ』(1966)と『ドリトル先生不思議な旅』(1967)でゴールデン・グローブ賞を受賞。『素晴らしき戦争』(1969)で監督デビューを果たし、『ガンジー』(1982)でゴールデン・グローブ賞、アカデミー賞の監督賞を受賞した。以来監督業に専念していたものの、本作出演を機に俳優としての人気が高まり俳優に復帰。『34丁目の奇跡』(1994)や『エリザベス』(1998)などに出演した。最後の監督作は『あの日の指輪を待つきみへ』(2007)。2014年に90歳でこの世を去った。
★サミュエル・L・ジャクソン(レイ・アーノルド役)
『ジュラシック・パーク』(1993)より 写真提供:AFLO
ジュラシック・パークの頼れるチーフエンジニア、アーノルドを演じるのは、『アベンジャーズ』シリーズのニック・フューリー役でおなじみのサミュエル・L・ジャクソン。本作の翌年公開の『パルプ・フィクション』(1994)で、アカデミー賞助演男優賞にノミネート。以来タランティーノ監督作品の常連となっている。このほか、『ダイ・ハード3』(1995)、『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999)、『キングスマン』(2014)など大作映画に数々出演。待機作に、ニック・フューリー役で出演する『The Marvels(原題)』、ドラマ『Secret Invasion(原題)』などがある。
新型コロナウイルスによる撮影延期を乗り越えて、シリーズの新作『ジュラシック・ワールド/ドミニオン』は来年の公開を待つばかり。監督のコリン・トレボロウの話では、クリス・プラットとブライス・ダラス・ハワード演じる『ジュラシック・ワールド』のオーウェンとクレアの物語と平行して、『ジュラシック・パーク』の博士3人のストーリーが描かれ、オリジナルのファンも満足の作品に仕上がっているとか。こちらにも期待が膨らむ。(文・寺井多恵)