乃木坂46・遠藤さくらが「自分のままでいいんだ」と背中を押された齋藤飛鳥の言葉とは
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――ドラマでは毎週異なる男子生徒が友人の力を借りながら、自分の個性に気が付き、輝き始める物語が展開します。彼らのように、乃木坂46の遠藤さんに輝くきっかけを与えてくれた方はいますか?
遠藤:1期生の齋藤飛鳥さんの影響は大きいです。2021年は特に、そばでずっと支えていただきました。飛鳥さんもいろいろな経験をしてきたからこそ、私の考えをすべて理解してくださっているのかなと思います。いつも的確な言葉を真正面から伝えてくださるので、センターに立つときもライブのときも、自分らしくいられたのかなと思います。
――背中を押してくれる存在なんですね。そんな齋藤さんからの言葉で、心に刻まれているものはありますか?
遠藤:たくさんあります。音楽番組の本番前、私はいつも「できない」とか「自信がない」とか言いがちなんですけど、飛鳥さんから「さくらはさくらだから」と毎回声を掛けてもらって。その言葉を受けて「自分のままでいいんだ」と思えるようになりました。
――齋藤さんの先輩としての頼もしさを感じられます。ちなみに、ドラマの舞台は“イケメンだらけ”の高校で、普段の遠藤さんは“かわいい子だらけ”の乃木坂46にいます。ドラマでは、女子生徒たちがイケメンの男子生徒に見とれるシーンもありますが、彼女たちのように、遠藤さんがグループ内で“見とれてしまう”メンバーはいますか?
遠藤:いますいます(笑)。乃木坂46はみんな、すてきな子たちばかりなので。特に見とれてしまうのは先輩の梅澤さんです。かっこいいなと思って見ちゃいます。考え方が大人ですし、性格はお姉さんのように優しいし、スタイルにも憧れています。パッと見て惹(ひ)かれる部分がたくさんあるので、つい見とれてしまいます。
――遠藤さんが梅澤さんに見とれる一方、逆に遠藤さんに見とれる同期の矢久保美緒さんもいますよね。レギュラー番組では、矢久保さんが遠藤さんにベタぼれする場面もよくピックアップされますが、反対に遠藤さんが矢久保さんに見とれてしまう部分は…。
遠藤:ベタぼれしてくれているのかな…(笑)。いつも私に「好き」と伝えてくれるので、うれしいです。そんな美緒ちゃんも考えがしっかりしているので、私より大人だなと思うときはあります。
――お互いに信頼し合っているのが伝わってきました。最後にもう1つ。ドラマでは遠藤さん演じるカンナが、龍馬(細田佳央太)に思わせぶりな態度を取る場面もあり、ある意味“天然魔性”な女の子な印象も受けます。
それにちなむ質問として…。実は以前、山下さんが“天然魔性”の女子大生を演じたドラマ『じゃない方の彼女』(テレビ東京系)でインタビューした時、山下さんはグループ内の“天然魔性”メンバーとして遠藤さんの名前を挙げていて。その感想を聞きたかったんです。
遠藤:私ですか!? え〜、なんでだろう(笑)。
――山下さんは遠藤さんの「自信がなさそうで応援したい、支えたいって気持ちにさせられる」ところが天性のもので、“魔性”だと回答されていました。
遠藤:ああ、なるほど。私は自信がなさ過ぎて「ああ、ハイハイ…」ってあきれられちゃうような人だと自分では感じていて。山下さんがそう評価してくださっていると思わなかったので、ビックリです(笑)。
(取材・文:カネコシュウヘイ 写真:小川遼)
ドラマ『もしも、イケメンだけの高校があったら』はテレビ朝日系にて毎週土曜23時放送。