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梅原裕一郎、先生の言葉が声優への道のきっかけに 声優じゃない人生は「想像つかない」

アニメ

■「なぜ勉強するのか」先生の言葉が声優への道のきっかけに



――本作の杏子は恋愛よりも趣味を優先するタイプです。梅原さんはプライベートと仕事の区切りをつけるタイプですか?

梅原:僕は仕事とプライベートを完全に切り分けるタイプなんです。仕事が上手くいかなくても、プライベートの感情にはあまり持ち込みません。逆にプライベートで気分が落ち込むことがあっても、仕事に出ちゃえば忘れます。

――現在の仕事とプライベートのバランスについてはいかがですか?

梅原:仕事を始めてだいたい10年くらい経ちますが、今が一番バランスがいい気がしますね。イベントを毎週のようにやっていて体力的にきつい時期もあったのですが、最近はいいペースで仕事ができています。このままを維持できたらいいなと、個人的には思っています。

――司は杏子との出会いによって少しずつ過去の出来事と向き合えるようになります。梅原さんは、そういった人生観を変えるような存在や出来事に出会ったことはありますか?

梅原:高校生のときの倫理の先生が、「なぜ勉強するのか」という話をしてくれたことがあるんです。スポーツや音楽、芸能の才能で食っていくのは難しいけれど、とりあえず勉強して大学に入れば就職はできる。だから、才能がないなら勉強するのがいいと言っていました。恐らくハッパをかけるつもりで言ったんでしょうけど、僕は「じゃあ勉強したくないな」って思っちゃったんですよね(笑)。それじゃあつまらないなって。

――学ぶことが嫌ということでなく、そういう生き方は自分には合っていないんじゃないかなと思った。

梅原:はい。いわゆる学歴で身を立てるよりも、違うことを頑張ったほうが格好いいなとその時は思ったんですよね。先生のあの言葉があったからこそ、声優の養成所に通うきっかけを得られました。

――実際にその道を歩んできていかがでしたか?

梅原:どうなんでしょうねって他人事のように思うくらい、この道を選ばなかった人生が想像つかないです。ニュースなどを見ていると仕事が辛いという人が世の中には多いのかなと感じていますが、僕自身はそういう感覚はあんまりなくって。わりと毎日楽しく仕事ができているので、そういう意味ではかなり恵まれていると感じています。

――最後に本作品から学んだことはありますか?

梅原:香月の立場から言うと、過去につらい出来事があっても、自分の足で一歩を踏み出さないと変わっていけないということですね。また、その一歩を踏み出すためには、周りの協力や影響を受けることも必要だと学びました。1人だと立ち止まってしまうことが多いので、踏み出す力を周りからもらったほうがいいんですよね。(取材・文:M.TOKU 写真:小川遼)

 『ロマンティック・キラー』は、10月27日よりNetflixで全世界独占配信。

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