ストーリー原案・シリーズ構成、虚淵玄 『REVENGER』の魅力を笠間淳&葉山翔太が語る「1話あたりのボリュームがすごい!」
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――アフレコ現場はどんな雰囲気でしたか。
笠間:みなさんプロとして素晴らしいお仕事をされているなという印象は残っていますが、この芝居がよかった!というのがパッと思い浮かばないんですよね。それはなぜかというと、各々がこの個性的な『REVENGER』のキャラクターを全うしていたからこその現象だと俺は思っていて。
葉山:確かに、そうだったかも。僕はブースの外でみなさんのお芝居を聞いているときに「すごいな…!」と思うことがありました。
笠間:そうだよね。ブースの中で演じているときは全員が作品の世界に入り込んでいたんだと思います。当たり前のように惣二が惣二で喋っている、という感覚でした。
――最後に第1話の見どころをお願いします。
(左から)葉山翔太、笠間淳
笠間:振り返ってみると、あれが1話分だったのかと思うくらい、情報量と人の心の機微がたくさん詰め込まれています。こうやって取材を受けていても葉山くんと「あれは、第1話だったか、いや第2話だったか…」とあやふやになっちゃうことがあって。それくらい1話あたりのボリュームがすごいんです。目まぐるしく変わるストーリー展開だけれども、没入できるゆえに見た後はたぶん疲れます(笑)。楽しみにしていてください。
葉山:笠間さんがおっしゃっていた通り、本当にボリューム感がすごくて。「あれ、1話で雷蔵と惣二って出会っていたっけ?」と分からなくなったくらい色々な出来事が起きます。出会うかどうかは、ぜひみなさんの目で確かめてみてください(笑)。カッコよくて、時に面白さも混じったアクションシーンも魅力で、気軽に見られる作品です。一方で、この作品は頭から終わりまでこだわり抜いた演出が詰まっているので、細部までチェックしながら見るのも楽しいと思います。セリフや、主題歌の歌詞ひとつひとつに注目しながら、じっくり作品を堪能してみてださい。
(取材・文:M.TOKU 写真:高野広美)