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市川染五郎、親子3代で木村拓哉と共演 現場で実感したすごさ&何度も見ている意外な番組とは

映画

■「イメージそのまんま」 木村拓哉のすごさを実感

――この気品と美しさで「お笑い好き」とは、強いです……。ちっちゃな頃から繰り返しご覧になっていた木村さんと実際に共演してみて、どんな印象を持ちましたか。

染五郎:クランクインが、蘭丸が殿(信長/木村)に押し倒されるシーンだったんです。現場もピリッとした空気で、本当にそこに信長がいるという、鬼のような魔王のような気迫を感じました。最初は話しかけていいのかどうかもわからない、ピリッとした空気でしたね。

――撮影はすんなり進みましたか。

染五郎:舞台だと稽古期間を経て本番初日を迎え、日々いろいろな反省があって、ここはダメだった、こうした方が良いというのを自分の中で持ち帰ってその都度修正していき、次の日にちゃんと整理してから、また本番に臨む繰り返しです。しかし、映像はそれができないので大変だった撮影もありました。映像は演じた先から、一瞬一瞬を切り取られていくので、舞台にはない緊張感だなと思いますね。今回蘭丸を演じるにあたって「信長と蘭丸の間には相当な信頼関係があった」ということを常に意識するようにしました。だから、殿がすること全てに柔軟に対応し、殿にとって当たり前にいる、良い意味で空気みたいな存在であろうと思いました。そうした中で、2人の間でしかわからない距離感みたいなものが見えたらいいなと思っていました。


――現場では、カメラが回っている時以外も木村さんとずっと一緒にいたのでしょうか。

染五郎:いえ、木村さんは映画のタイトルにもあるように、本当に「レジェンド」という佇まいでドシッとした存在感を出していらっしゃったので。自分はそれに乗っかって、蘭丸として、逆に常に意識されない距離感を心がけていました。

――逆に、イメージと違うところはありましたか。

染五郎:なかったです。全部終わった後に、父と話していて、「あのまんまの人でしょ」と聞かれましたが、実際に我々が知っている木村拓哉さんのイメージそのままの方でした。本当に常に、世間が思っている木村拓哉さんのイメージのままいらっしゃるというのはすごいなと改めて思いました。だからこそ、最初に「ソメ」と呼ばれたときは、ちょっと感動しちゃいましたけど。

――「もう1回呼んでください!」みたいなことは?(笑)

染五郎:いやいや、それはないですけど(笑)。父が染五郎を名乗っていた時期に「ソメ」と木村さんに呼ばれていたのはなんとなく知っていたので、今は自分が染五郎を襲名して、 なんて呼ばれるのかなと思っていたら、「やっぱり自分も『ソメ』なんだ」と。

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■自身が一番輝く瞬間は?

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