櫻坂46・小池美波、大沼晶保が明かす フォーメーションへの思い「悔しさ」と「一期生の役割」
関連 :
――表題曲の初披露もあった「3rd TOUR 2023」では、4〜6月にかけて全国5都市11公演を巡りました。振り返ってみて、いかがでしたか?
小池:リハーサルで関係者の方々が、「2nd TOUR 2022 “As you know?”」(2022年9〜11月)を「超える」とおっしゃっていて、照明やステージングにも表れていました。ダンスではオリジナルと同じ振り付けがほぼなく、会場でメンバーが各所に登場したり、ファンの皆さんへ近づけるようにしたり、オリジナルの楽曲よりパワーアップしたものをお届けする工夫もたくさんあったんです。
だから、前回を超えるものをという思いを、私たちがどれだけモノにできるかと考えていました。「1st TOUR 2021」(2021年9〜10月)では「皆さんと一緒にライブを作り、楽しむ」のをテーマにして、「2nd」と「3rd」は皆さんとライブを作るのは変わらず、櫻坂46は「こういうグループだ」とより明確にするためのツアーだったので、変化もあったと思います。
大沼:「2nd」から「3rd」への期間が短かったので、その間に成長したグループをファンの皆さんに届けられるかという不安もありました。披露曲の「Cool」でメンバーが照明で描かれた瓶の中に入っていたり、センターの(大園)玲ちゃんがデジタルスキャンされたりと、演出面もたくさんこだわってくださって。声出し解禁で「それが愛なのね」ではこれまで以上に盛り上がり、「夏の近道」でもファンの皆さんの声がたくさん聴こえて、ライブがパワーアップしたと思いました。
本編後半はたたみかけるような曲が続いたので、リハーサルで体力を検証しながら、ギリギリまで突き詰めたんです。ライブアレンジして一期生〜三期生で披露した「BAN」では間奏のダンスが追加されていて、体力面でのつらさはあったんですけど、間奏で私たちの叫ぶ「ヘイ!」の掛け声がいつも以上に大きくて、メンバーみんなのパワーを感じました。
――ツアー完走を経て、7月15日にはフランス、パリで「Japan Expo Paris 2023」に出演。櫻坂46として、初の海外ライブです。
小池:公式YouTubeのコメント欄で海外からのコメントもたくさん頂いていて、いつか海外でライブがしたいと思っていたんです。その1歩目は大きなステージですけど、今の私たちをそのまま見せるのではなく、櫻坂46が世界でも通用するグループになれるように、本番までにより大きく成長していたいと思います。
大沼:グループとして「海外でパフォーマンスしたい」とずっと言ってきて、初めての舞台がパリというのはビックリしました。日本を代表するグループとして参加できるのがありがたいし、うれしいです。言語が違うので、気持ちやパフォーマンスで「櫻坂46らしさ」を伝えて、グループの輪を海外にも広めていきたいです。
――期待しています。ちなみに、パリは初めてですか?
大沼:えっと…。旅ですか?
――いえ、パリです(笑)。
大沼:あ、パリ(笑)。初めてです。
小池:私も初めて。
大沼:美波さん、めっちゃ似合いそう。
小池:え、なんで!?
大沼:フランス人形のような見た目だし、現地の人って言われても信じますよ。
小池:たしかに、髪色は溶け込めるかもしれない(笑)。
大沼:溶け込めます、絶対。エッフェル塔の前で写真を撮ってほしいです!
(取材・文:カネコシュウヘイ、編集部 写真:上野留加)
櫻坂46 6thシングル「Start over!」は発売中。