日向坂46・藤嶌果歩、正源司陽子 加入からまもなく1年 苦しいときも支え合う「同期」の存在

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日向坂46四期生が昨年9月に加入してから、1年が経とうとしている。つい最近まで普通の学生だった彼女たちはアイドルとして、ライブや雑誌のグラビア、バラエティー番組で輝く姿を見せている。共に16歳の藤嶌果歩、正源司陽子もアイドルになるため、藤嶌は北海道、正源司は兵庫から上京し、環境は一変した。これまでの活動を振り返ってもらうと、時には「苦しい」思いもあると明かしながらも、表情は明るい。互いに支え合う「同期」の存在があるからだ(インタビュー前後編の後編)。
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■キラキラしたアイドルも楽しいだけじゃない
――お2人は昨年9月に加入してもうすぐ1年。活動を始めてから思い描いていたこととギャップを感じることはありましたか。
正源司:私はあまりなくて。グループのチームワーク、関係性がすごくすてきで、先輩後輩関係なく仲が良くて楽しんでいるイメージが加入してもそのままなんです。先輩方は私たち四期生のことも気にかけてくださって、本当に優しくて温かくて。とてもありがたいなって毎日思っています。
藤嶌:私はずっとキラキラしたアイドルを見るのが好きで、そういう世界を想像してきたんですけど、いざ自分がアイドルになってみると、キラキラしたアイドルも楽しいだけじゃない。いろんな葛藤があったり、いろんな思いをしたりして、キラキラしたパフォーマンスがあったんだなってすごく身に染みて感じています。
――藤嶌さん自身が葛藤を覚えたことはありました?
藤嶌:私はまだ全然浅い経験なんですけど、バラエティーでうまくできないとか、撮影で周りはできているのに自分はできないとか、いろんな思いで苦しくなっちゃうこともあるんです。それでも今アイドルでいられることが楽しいので、この気持ちをこれからも忘れずに頑張りたいです。
藤嶌果歩
――そういう苦しい思いを解消する術(すべ)はあるんでしょうか。
藤嶌:私は嫌なことがあっても、食べて寝たら忘れます(笑)。
――すごく大事なことですね(笑)。
藤嶌:大事です(笑)。あとやっぱり、相談できる同期がいるのが一番ありがたいです。同期の存在はいつも大きくて、みんなに助けられています。
――正源司さんはそんなことはないですか?
正源司:私は普段、楽屋でもわちゃわちゃしていて、昔から「悩みなさそう」って言われることが多かったんですけど、実はそんなこともなくて。結構抱えてしまうタイプだと最近気が付いたんです。自分からはなかなか人に相談できないんですけど、例えば同期の平尾(帆夏)は、私に元気がないときは一番に気付いてくれて、何も聞かずに「今度どこどこ行こう」と声を掛けてくれたり、「よしよし」って抱き締めてくれたりするんです。周りのささいな変化に気付いて気を配ってくれるメンバーがいるからこそ、活動を安心して続けられているなって思います。
正源司陽子
――お2人とも同期の絆が感じられます。ちなみに活動を通して、自分の強みだと感じることはありますか。
藤嶌:活動を始めてから言っていただくことが増えたのは、愛嬌(あいきょう)。
正源司:間違いない!
藤嶌:「愛嬌いいね!」って褒めてもらえることが増えました。
――それは誰に言われます?
正源司:私も言うよね。
藤嶌:うん、同期もそうですし、ファンの方がミーグリ(ミート&グリート)で伝えてくださったり、マネージャーさんからも言っていただけます。加入前、学生の頃は言われたことがなかったので、強みにしていこうかなって思います。
正源司:私は何かあるかな…。強いて言うと、オンオフの切り替え。オフのときは、楽屋でも「ガキんちょ」と言われるくらいおちゃらけているんですけど、お仕事になると急に切り替わると言われることが多くて。
藤嶌:私もそう思います。
正源司:パフォーマンスも曲によって顔つきが変わるって言われるんです。習い事でピアノ、吹奏楽部でフルート、家ではギターをやってきて、音楽はずっと大好きで。曲の世界に入り込むのが好きなので、それが生きているのかなと思います。