筋トレが話題の市原隼人、『おいしい給食』で10kg減量 その意外な理由とは
昨年出演した大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK総合)では、鍛え上げた上半身を披露して話題を呼んだ市原。日頃、インスタグラムでもトレーニングの様子をつづると、ファンから「アスリートのよう!」と称賛の声があがる。『おいしい給食』でもキレキレの動作や独特のポーズを数多繰り出し、衣装の上からでも分かる筋肉美で鍛錬の成果を発揮しているが、市原にとって、体を鍛える、筋肉をつけることはどうモチベーションにつながっているのだろうか。
「僕にとってのトレーニングは、筋肉をつけたいという考えではないんです。20代の頃、プレッシャーで吐いてしまったりとか、まったく眠れなかったりする日々が続いていたんですが、トレーニングをすることが精神的な支えになっていって、今はそういうこともなくなりました。なのでトレーニングは体を作るということよりも、僕自身の精神を保つための行為だといえるかもしれません」。
そんな日々トレーニングを欠かさない市原だが、役によっては体型を変えなければいけないこともある。そのあたりについては「もちろん太らなければいけない役なら喜んで太ります」ときっぱり。一方、「実は今回の甘利田を演じるにあたっては、10kg落としました」と驚きの告白が。それは、撮影で給食をたくさん食べなければいけないから…?
「いえ、普段のトレーニングでちょっとパンプアップしすぎていて…。数学教師の役ですから、あんまり体が大きいと笑えないなと思いまして(笑)。なので体重をしっかり落としてから撮影に入りました」。
まさかの鍛えすぎて笑えないシルエットになっていたから、という意外な理由だった。
ドラマ『おいしい給食 season3』より (C)2023「おいしい給食」製作委員会
そんなシーズン3は、北の地・函館が舞台。新たに赴任する中学校の校訓は、甘利田にぴったりの「無我夢中」だ。これは俳優・市原隼人を象徴している言葉にも思える。
「俳優、そしてトレーニングもそうですが、バイクだったり料理だったり、好きになったらどんどんその世界に入り込んでいきたいんです。遊んできなさいって言われたら、帰れと言われるまで日が沈んでも遊んでいるような子どもでしたから、今でもずっとそうなんだと思います」と少年のような笑顔を見せた。