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『どうする家康』“井伊直政”板垣李光人、松本潤は「背中を追いかけていきたいと思う存在」

ドラマ

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板垣李光人

NHK大河ドラマ

■歴史上の人物を演じるうえで大切にしていることとは



 斬新な発想で歴史を解釈している古沢脚本。直政についても、感じることがあるという。

 「万千代の時代から、かなり自由度は高いです。あの時代は身分の違いというのは絶対だと思うのですが、それを打ち破れるキャラクターとして描いていただいているので、結構自分で考えていろいろとチャレンジさせていただきました。余白をたくさん作ってくださっているので、自由に暴れることができました」。

 赤鬼と恐れられた直政だが、劇中では、コミカルでハートフルな直政も描かれている。象徴的なのが、ムロツヨシ演じる豊臣秀吉の母・仲(高畑淳子)とのやり取り。仲は、イケメン直政を気に入るのだ。

 「仲さんにお餅を『あーん』としてもらうシーンがあるのですが、そのお餅がとにかく硬くて(笑)。ずっとモグモグしているのですが、全然飲み込めなかったんです(笑)。僕は『母性』という映画を観て、高畑さんの演技がすごすぎて『ヤバイ』と思い、いつかご一緒したいなと思っていたので、すごくうれしかった。とにかくすごい迫力で本当に楽しかったです」。


 板垣にとって『花燃ゆ』(2015年)の吉田寅次郎の幼少期、『青天を衝け』(2021年)の徳川昭武以来、3度目の大河ドラマ出演となった。どの作品でも歴史的に著名な人物を演じた。

 「役作りをする前に、お墓に行ってご挨拶させていただきました」と振り返る板垣は、大河ドラマのように、歴史に基づく作品を演じる楽しさについて「歴史という正解が1つあるなかで、脚本家さんが、どう解釈して描くのかというのが、とても興味がある」と話す。『どうする家康』について「時代劇ではありますが、現代的な要素を盛り込みつつ、共感しやすいように描かれている。その解釈をどう説得力を持たせて演じるか。そこが面白さの一つだと思います」と語っていた。(取材・文:磯部正和 写真:高野広美)
 
 大河ドラマ『どうする家康』はNHK総合にて毎週日曜20時放送。BSプレミアム、BS4Kにて18時放送。

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