『シンカリオンCW』石橋陽彩&土屋神葉、ヒーローを演じる2人の憧れの存在とは?
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(左から)土屋神葉、石橋陽彩
――現在、2話まで放送されましたが、ここまでを振り返ってみての感想をお願いします。
石橋:僕は新幹線や鉄道はもちろん、ロボットアニメもずっと大好きだったので、新幹線E5系はやぶさが変形してシンカリオンになるシーンに超興奮しちゃって! あの、「ガシャン、ガシャン」ってジョイントする感じ、すごくよくないですか!? ちゃんと腕と胴体パーツがくっつくところが鮮明に描かれていて、「これがロボットアニメだ、かっけー!」とシンプルに感動しました。
土屋:僕も「これがシンカリオン!」って感動しました。これは自分の手で作って、目の前に置いておきたいと心の底から思えたんです。また、映像でシンカリオンの姿を見たとき、アニメーターの方々の気合が伝わってきました。スタッフのみなさんもこの作品、そしてシンカリオンを愛しているんだなと感じたんです。
アニメ『シンカリオン チェンジ ザ ワールド』E5はやぶさ (C)プロジェクト シンカリオン・JR‐HECWK/ERDA・TX
――タイセイ・リョータ共に憧れの存在がいるキャラクターです。おふたりは小さい頃に憧れていた人物はいますか?
石橋:バイクに乗る仮面を被ったカッコいいライダーたちが大好きでした(笑)。当時のそのヒーローはカードを使って変身していたのですが、僕はカードをぜんぶ買いましたし、変身ベルトも手に入れて、なり切っていたんです。カードもしわくちゃになるくらいに使っていました。
――シンカリオンも、子どもたちが憧れるロボット・ヒーロー作品ですよね!
石橋:ですね! この前、東京ビッグサイトで開催された「AnimeJapan 2024」で、子どもたちがシンカリオンのおもちゃを1から作って完成させるというブースがあったんです。それをちょっと遠くから見させていただいていたのですが、本当にみんなキラキラした笑顔で作っていて! 「これ欲しい!」と言ってくれている子たちの姿を見て、「シンカリオンはこの子たちのヒーローになる作品なんだな」と改めて思い、身が引き締まりました。あの子どもたちの姿を見てから、「ヒーローになるんだ!」という気持ちをより一層持って現場に臨んでいます。
土屋:僕は憧れが多すぎて挙げるのに困ってしまうのですが、ひとつだけと言われたら、(『子連れ狼』の)拝一刀ですかね。たまたま昼間にテレビを付けたときに出会ったのですが、生き様を見てカッコいいなと思いました。あのとき、一生懸命に生きるということがカッコよさの秘訣だと感じたんです。僕もそうでありたいなと思い、一生懸命に、タフに生きようと決めたんです。シンカリオンに登場するキャラクターもみんな一生懸命で。その一生懸命にもがいた先の景色を共有するシーンもあるので、注目していただければと思います。
――今後の見どころを教えてください。
土屋:憧れた人・モノに近づくためには何が必要なのかをリョータの物語を通じて学びました。ずっとヒーローが大好きで、「ヒーローとは」と考えてきたつもりでしたが、大前提の条件というのを本作で突き付けられた気がします。ぜひ視聴者のみなさんは、リョータの目線に立って、リョータと共に、3、4話を思い悩みながらご覧になってみてください。きっとその先に、新しい景色が見えてくると思います。
石橋:まずはタイセイくんが目標に掲げている「誰かを、何かを守れるカッコいい人」になれるのかどうかに注目して欲しいです。また、タイセイくんは一話からひたすらに早口で鉄道の知識を喋っていますが、今後もあれは続きます(笑)。本作では「へぇ、そうなんだ!」と思える鉄道知識がたくさん出てくるので、そこも楽しみにしていてください。中学生ならではの葛藤やシンカリオンのカッコよさなど、語り尽くせないくらい見どころがまだまだたくさんあります! ぜひ最後までご視聴ください。
(取材・文:M.TOKU 写真:松林満美)
アニメ『シンカリオン チェンジ ザ ワールド』は、テレ東系にて毎週日曜8時30分/BSテレ東にて毎週日曜24時35分放送。