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鈴木亮平が背負う実写作品への責任とプレッシャー 「ファンのイメージをブラしてはいけない」

映画

■実写は“ファンのイメージをブラしてはいけない”

――さまざまな配慮があるなかで“もっこりダンス”がしっかり作中に入ってきて驚きました。

鈴木:あれは、『シティーハンター』になくてはならないものですので、当然かなと(笑)。最初は脚本になかったのですが、無類の女性好きのリョウが自分の体を張らないのは、やっぱりダメだと思って。ぜひ入れてくださいとお願いしました。実際にやると決まってから「どうしよう」と焦りましたけれど(笑)。


――冒頭で「ファンの人たちのもの」というお話がありましたが、鈴木さんが漫画原作のドラマ・映画作品に出演される際、意識していることは?

鈴木:説明が難しいのですが、例えばファンそれぞれが思う作品のイメージってあるじゃないですか。そのイメージって必ずしも完全一致している訳ではないと思うんです。でも、重なる部分はあると思っていて。その重なる部分を絶対にブラしてはいけないと思っています。

Netflix映画『シティーハンター』場面写真 (C)北条司/コアミックス 1985
――なるほど。

鈴木:あと、これは作品にもよりますし、自分の願望的な話ですが、原作者さんが元々、現実に存在するこんな人と会って、物語を思いついて書いたんじゃないか、くらいのバランスで演じられたら最高だなといつも思っています。存在感、実在感を出したいと言いますか。

――キャラクターが実際にいたらこうではないかと思ってもらいたい。

鈴木:逆ですかね。「冴羽リョウが実際にいたら」じゃなくて、「実際にいるこの人をモデルにして、冴羽リョウを描いたんだ」と思ってもらいたいんです。そこまでいくのが理想ですね。


――貴重なお話、ありがとうございました。今回、憧れのキャラクターを演じることがかなった鈴木さん。今後はどんな役に挑戦してみたいですか?

鈴木:考古学者の役とかやりたいですね。自分の趣味や興味のある分野に関わっている人物や職業を演じたいです。そうしたら、役作りをリサーチするところから楽しいじゃないですか。ぜひ演じてみたいです。

(取材・文:M.TOKU 写真:小川遼)

 Netflix映画『シティーハンター』は、Netflixにて世界独占配信中。

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