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奈緒&猪狩蒼弥、シリアスな撮影現場で「お互いの存在が光であり、希望だった」

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■奈緒、猪狩の存在が「希望になった」

――美鈴と新妻は、次第に心の距離を近づけていきます。お二人の新境地となるような役どころだと思いますが、共演の感想や「すごい」と感じた点について教えてください。

猪狩:すごいと感じたことは、山ほどあります。

奈緒:あはは!

猪狩:だって奈緒さんですよ! 以前、「すごい俳優さんは、誰が相手役になってもうまい」という話を聞いたことがあるのですが、まさにそれです。自分も演技がうまいんじゃないか?と錯覚するくらい、奈緒さんのお芝居に引っ張っていただきました。僕は単独で映画に出演するのは初めてで、撮影も衝撃的なことばかり。最初の撮影が、先生と向き合うシリアスなシーンだったのですが、僕はどうしたら良いのかと右往左往しているような状態で…その中で奈緒さんは僕にとっての光でした。

猪狩蒼弥
奈緒:それはこちらも! 私にとっても猪狩くんは光でした。

猪狩:お互いに照らし合っていたということですか?

奈緒:本当にそう思う。私は、猪狩くんがこれまで触れたことのないお芝居に飛び込むということで、「初めての感覚がある」というお話を聞かせてくれた時に、すごくワクワクしたんです。この作品を撮り終えて、猪狩くんが「もう一度お芝居をしたい」と思ってくれたら良いなと思い、そこに向かっていくことは私にとって一つの目標であり、希望になりました。

私はアニメーションが好きなので、絵や技術で見せられるものはアニメーションに任せた方が良いと思っているくらいなのですが、一方で、人間がお芝居をすることの良さは、どんな役にも演じる人自身がにじみ出るところだと思っていて、これこそが私がこのお仕事の好きなところで。猪狩くんはすごく芯があって、その中で悩んだり、迷ったりしている姿が新妻くんという役柄にそのままにじみ出ていました。猪狩くんが引っ張ってくれたと言ってくれましたが、私も猪狩くん、新妻くんが目の前にいたから自然に湧いてくる気持ちがたくさんあった。お世辞ではなく、年齢も関係なく、心から尊敬する人です。

奈緒
猪狩:ありがとうございます。とてもうれしいです。撮影が終わってからも、ふとした時に「あれで良かったのかな」「こうすれば良かったのかな」と思うこともありましたが、完成した作品を見て、葛藤しながら臨んだものが、一つ形となって実ったような気がして。もちろん観客の方に届けるものなので、本番はこれからですが。僕としてはお芝居の楽しさを知ることができた作品です。もしまた奈緒さんと共演させていただけるなら、次も先生と生徒という関係で、今度は明るい学園ものをやってみたいです。

(取材・文:成田おり枝 写真:上野留加)

 映画『先生の白い嘘』は、7月5日より全国公開。

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