中沢元紀&小林虎之介、『下剋上球児』バッテリーお互いの第一印象はまったく同じ 今も続く仲間との絆
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(左から)中沢元紀、小林虎之介
――お2人は『下剋上球児』のオーディションが初対面とのことですが、第一印象は覚えていますか?
中沢:人見知りなんだろうなと感じました。(本作の)太一ではなかったですね(笑)。僕も人見知りなので、一緒なんだろうなって。オーディション中で、同世代も多くバチバチだったっていうのもあるんですけど、あまりみんなとしゃべっている感じじゃなかったです。
小林:まったく同じこと思ってました。人の後ろにいて、前に立っているって感じじゃなかったですね。オーディション中は誰といたっけ?
中沢:(菅生)新樹か、ひとり(笑)。
小林:球場に行く途中のコンビニに、(伊藤)あさひと(生田)俊平がいて、そのかたまりの中に元紀がいたのは覚えてる。絶対しゃべってないけど(笑)。
中沢:みんなについていった(笑)。人数も多かったですし、オーディションということもあり深く関わろうとしていなかったのは自分にもあったので。作品に入ってからのほうが印象は強いですね。
中沢元紀
――『下剋上球児』の最終回から半年ほど経ちました。この間のそれぞれの活躍はチェックしていましたか?
中沢:もちろん見ていました。いろんなドラマに出ていていいなぁと思いつつも、僕も頑張んないと!という思いはありましたし、虎のお芝居が好きなので、変わらずいいお芝居するなぁと思っていました。研修医やサラリーマンなどいろんな職業をやっていてうらやましいなって(笑)。
小林:大変だったけどね(笑)。元紀のインスタをフォローしていて情報が逐一入ってくるので、僕も見てました。朝の番組とか出てたよね? 月9もいいなぁーと思ってました。
――『下剋上球児』のザン高のメンバーとは今でも交流はありますか?
中沢:LINEグループも動きますし、ちょくちょく会ったりしますね。
小林:『ひだまりが聴こえる』で元紀と共演することも、「いいじゃん!」「話題になるじゃん!」って言ってくれたり。
中沢:兵頭功海くんが、『ひだまりが聴こえる』の公式の投稿にコメントしてくれたんです。それを、わざわざ僕と虎と彼の3人のLINEグループを作って、「投稿したから見て!」って(笑)。
小林:“かまちょ”(編集部注:かまってほしがる人)だよね(笑)。
中沢:(笑)。本当に犬っぽいなと思って。どうもありがとうって伝えました。
小林:彼が海外から帰ってきて日本食を食べたいって言うので朝まで一緒に飲んだこともあります。かわいいやつなんですよね。
小林虎之介
――本当の部活の友人みたいな感じなんですね。本作では「ひだまり」がキーワードになりますが、お2人にとって、「ひだまり」のような存在を挙げるとすると、どんなものでしょうか?
中沢:実家に猫がいまして、最近なかなか会えていないので、姉にお願いして写真を送ってもらったんです。それを見るたびに心癒やされて、次に会える時まで頑張ろうと思ってます。
小林:地元ですかね。年に1回くらいしか帰らないんですけど、ずっと同じ町で過ごして離れなかったから、ここが原点だなと感じます。友達に会ったら懐かしくてうれしいですし、そういった場所は落ち着きますね。
――以前インタビューさせていただいた時に、地元のファミレスでファンの方に気付かれたというお話がありました。
小林:学生の時に死ぬほど通っていたファミレスでそんなことが起きるなんて、人生ってわかんないものだなと思いました(笑)。
――切なさやはかなさ、優しさやあたたかさなどいろいろな感情の詰まった『ひだまりが聴こえる』ですが、楽しみにしている皆さんにメッセージをお願いします。
中沢:撮影を重ねてきて、すてきなシーンばかりなので、どう答えようかなってずっと思っていたんですけど、やっぱり難聴でふさぎこんでいた航平にとって太一は、初めて会った太陽みたいな人だと思うんですよね。ノートテイクを介して、どんどん航平が心を開いていくさまと、それによって変わっていく太一との関係性に注目して観ていただきたいです。
小林:コミカルな部分や繊細なシーンなどがあり、すごく楽しんでもらえるドラマになっていると思います。毎週楽しみにしていてください。
(取材・文:田中ハルマ 写真:高野広美)
ドラマ『ひだまりが聴こえる』は、テレ東系にて7月3日より毎週水曜24時30分放送。動画配信サービス「U-NEXT」では毎週水曜21時より毎話独占先行配信中。