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上田麗奈&鬼頭明里が語る『アオのハコ』スポーツと恋愛が交差する青春の輝き

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上田麗奈

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■青春の思い出とキャラに重なる感情

――“青春が詰まった体育館”が舞台の本作ですが、お二人にとって、学校生活でとくに思い出に残っている場所や、エピソードがあれば教えてください。

上田:私の学校は屋上には入れなかったんですけど、屋上に続く階段の踊り場が誰の目にも入らない死角になっていて、そこで友達の恋バナを聞いたりしていました。「手紙書いてみたんだけど……」みたいな(笑)。

鬼頭:それは青春だね! 私は高校に入って購買を初めて見た時「うわ、漫画みたいだ!」ってテンションが上がりました(笑)。昼休みになるとみんなが集まって、欲しいパンがあると一斉に走っていくのがすごく新鮮で、私も唐揚げパンを食べたくてよく走っていました。

上田:かわいい〜(笑)。

(左から)上田麗奈、鬼頭明里
――踊り場でのお喋りも購買での買い物も、学校生活ならではですね。また、原作ファンの間でも「千夏派」「雛派」と推しが分かれる本作ですが、お二人がより感情移入したキャラクターはどちらですか?

鬼頭:私はやっぱり雛です。恋愛に関しては自分自身も追いかけたいと思うタイプで、しかも諦めも悪いので、彼女の気持ちにすごく共感できて。

ダメかもしれないとわかっていても、雛は新体操でも自分の努力で何とかしてきた経験があるから、困難な状況でも頑張れるんだろうなって思うんです。ただ、恋愛は新体操とは違って、自分の努力だけではどうにもならない部分があって。相手の気持ちや状況も関わってくるので、そこが切なくて、雛の苦しさがすごくわかるなと感じながら読んでいました。

テレビアニメ『アオのハコ』場面写真(C)三浦糀/集英社・「アオのハコ」製作委員会
上田:私も推しが雛なんです。大喜と話す時は男友達のように気さくで、その姿だけでも十分可愛いんですが、心に秘めた想いがあっても、それを決して押し付けない。三角関係になったとしても、無理に動いたり、意地悪をすることもなく、正々堂々と向き合って。その強さに憧れますし、「頑張れ」と応援する気持ちと同時に、本当にかっこいいなと思います。

でも、アフレコで千夏のことも見ているから、どちらもそれぞれに感情移入できる部分があって……。

鬼頭:本当にそうだよね。

テレビアニメ『アオのハコ』場面写真(C)三浦糀/集英社・「アオのハコ」製作委員会
――それぞれが魅力的なキャラクターだからこそ、どちらも応援したくなりますよね。最後に、放送を楽しみにされている視聴者のみなさんへメッセージをお願いします。

上田:大喜、千夏、雛の関係が少しずつ変わっていく様子を見守るのは、もどかしい部分もありつつ、すごく楽しいんです。青春がぎゅっと詰まったキラキラした物語なので、ぜひ最後まで楽しんで見届けてください。

上田麗奈
鬼頭:この作品を通じて、人の気持ちって本当に繊細で、すべてを理解するのは難しいんだなと改めて感じました。アフレコ現場でも、セリフ一つ一つに対して色々な解釈があり、キャストみんなで考察しながら作品を楽しんでいます。そんな風にキャッキャ言いながら友達と一緒に観てもらえたら嬉しいです。

鬼頭明里
(取材・文・写真:吉野庫之介)

 テレビアニメ『アオのハコ』は、10月3日よりTBS系28局にて毎週木曜23時56分放送。

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