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乃木坂46・井上和、グループ加入前は「笑顔が苦手だった」 ファンからの声で“明るい自分”も受け入れられるように

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井上和

乃木坂46

◆グループ加入前は「笑顔が苦手だった」


ドラマ『スプリング!』場面写真 (C)テレビ朝日
──高校3年生の碧について、ご自身の学生時代と似ているなと感じる部分はありましたか。

井上:私は高校3年生になる頃に乃木坂46に加入したんですが、受験を控える時期でもあったので、その頃の自分にはいろいろな変化がありました。当時の自分と碧ちゃんを重ねると、似ている部分が多いなと思います。私も碧ちゃんのように人のことをすぐには信じられないようなところがあるので、その時の自分を思い出しながら演じることができました。

──性格が近いんですね。

井上:碧ちゃんは不器用で、なかなか素直になりきれないところがかわいらしいなと思うんですけど、自分自身に置き換えてみると、「もっと素直になればいいのに」という気持ちもありました。撮影期間は、いろいろな方向から碧ちゃんと自分のことを見ることができた時間でした。

──学生時代の経験がアイドル活動に生かされているなと感じることはありますか。

井上:高校生活はほとんどがコロナ禍の影響で、学校にあまり通えなかったんです。オンライン授業が多く、マスクもつけていたのでクラスの人の顔もあまり見れませんでした。それでも、先生や地域の方々が、私たち学生を楽しませようといろいろなイベントを企画してくださいました。そういう周りの方々への感謝を大切にしなければいけないなと思いました。当時は部活で弓道をやっていたんですが、弓道に一生懸命だった自分って結構好きなんですよね。これからどんどん歳を重ねたとしても、あの頃の無邪気に頑張っていた自分を大切にしていたいです。


──碧が試験に向けて対策を行う展開が描かれますが、井上さんご自身は乃木坂46のオーディションに向けて準備したことはありますか。

井上:乃木坂46のオーディションはたくさん審査があって、歌ったり踊ったり、自己PRがあったりしました。私は毎回、何をしゃべるかということを原稿用紙に書き出して、一生懸命丸暗記していたことを覚えています。絵を描くことが好きだったので、水彩画を用意したりもして。準備に準備を重ねて「大丈夫!」とオーディションを受けていたことを思い出します。

──井上さんは、本作の公式サイト内で、「乃木坂46は自分の感情を素直に出してもいいんだと知れた場所」とコメントされていました。グループに入って自己表現の方法に変化はありましたか。

井上:アイドルになるまでは、「人にどう思われるか」ということを、考えていたようで考えていなかったんだなと思うんです。アイドルになってから、井上和という人間をいろんな人がいろんな風に解釈してくれるようになって、自分の可能性が広がりました。「“アイドル・井上和”はこういう自分でもいいんだ」と思えるようになったんです。

──「こういう自分」とは、どういう自分でしょうか。

井上:私は「あまり明るいタイプじゃない」と自分を解釈しています。グループに加入するまでは、修学旅行とかで写真を撮るような時にも「もっと笑え」と言われて「しんどいな」と思っているほど、笑顔が苦手だったんです。だけど、グループに加入してからは、「和ちゃんの笑顔が好き」と言っていただくことが多く、ありがたいことにセンターを務めさせていただく楽曲も明るい楽曲をいただいたりして、“明るい自分”というものを思わぬ形で受け入れられるようになりました。自然と「自分ってもうちょっと明るいのかも」と思えたりして。あまり好きじゃなかった自分の笑顔も、ファンの方にとっては良いものなのか、って。

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