Travis Japan・松田元太、高石あかりは「完全にこっち側」 意外な共通点を発見
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松田:役者さんとして幅広い役柄を演じられていて、すごくリスペクトしているんですけど、そんなギャップもステキだなと。
高石:今日初めてお会いして、二言目ぐらいに「こっち側だ」って言われるとは(笑)。どこに同じ部分を感じてくださったんでしょう…。
松田:いや~もう完全に“こっち側”です。エリア的に。
高石:あ、そうなんですね(笑)。
――意外な共通点が(笑)。本作では、たべっ子どうぶつたちが力を合わせて困難に挑む姿も印象的でしたが、チームワークを高めるために大切にしていることはありますか?
松田:チームワーク…好きです。ずっとサッカーを習っていて、団体で何かをするのが好きで。誰かが何かをしている時に、カバーやフォローに入ったりという、“誰かのために何かをする”っていう仕組みが好きです。1つの目的のために、みんなで向かっていく姿ってかっこいいですよね。
チームワークを高める方法は、正直分かんないです。楽しみながらでもそれぞれがお互いへの愛を持っていたり、真っすぐ向き合ったり。あとは、伝えることは伝える、我慢することは我慢するとかですかね? そういうバランスが大事なのかなって。
映画『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』場面写真 (C)ギンビス (C)劇場版「たべっ子どうぶつ」製作委員会
――らいおんくんもチームを引っ張るリーダーですが、いいチームを作るための理想とするリーダー像はありますか?
松田:僕はリーダー感があんまりないのが好みで。みんなからリーダーだって認識されながらも、ふわっとしている人がいいですね。Travis Japanのちゃか(宮近海斗)も結構ふわっとしていて、なんか適当で、いい感じなんです。
――高石さんはどうですか?
高石:一言でまとめられるものではないと思うんですけど、一緒にお仕事をするチームが、明るい雰囲気だったらうれしいです。ただ、カットがかかった時に切り替えるスイッチは必要だと思うので、明るくも切り替えられる現場がステキだなと思います。
――ありがとうございます。らいおんくん、ぺがさすちゃん含め、たべっ子どうぶつたちがさまざまな壁にぶつかるのが本作です。お二人はピンチの場面を、どう乗り越えていますか?
松田:一度自分だけで挑んでみて、落ちるところまで落ちて、それでダメだった場合は、周りの仲間たちに助けてもらいます。そこで前向きになった時に、エンジンをかけ直して、再スタートを切る…。でも一旦多分諦めます。ああ、オワタ…って。そこから開き直っちゃいますね。
こんなのが日常茶飯事で、そこから学ぶことも結構多かったりするので、開き直るっていう言い方があっているのか分からないんですけど、1回楽になってから反省して、やり直していきます。考えすぎちゃうタイプだから区切りが必要なのかもしれません。
映画『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』場面写真 (C)ギンビス (C)劇場版「たべっ子どうぶつ」製作委員会
――メンバーに助けられて乗り越えられたことも…?
松田:もちろんあります。それぞれがいろんなソロ活動をさせていただくタイミングで、「ちょっと壁が高いな」って感じた時に、グループに帰ると、メンバーが察してくれるんです。「大丈夫か」って話を聞いてくれて、一旦忘れて踊っちゃう。その感情を振り付けに落とし込んだりして、違うエンターテインメントにもつなげられるのが自分たちの良さでもあります。すごくいい環境です。
――高石さんは「壁」とどう向き合っていますか?
高石:わたしも壁のおかげで、自分を知れることが本当に多いなと思います。壁と対峙(たいじ)する時はすごく悩むんですけど、1回俯瞰(ふかん)で見た時に、“壁がある”ってぜいたくでありがたいことだと気が付きまして。だから、その環境を大切にして、「ちゃんとぶつかろう」「失敗しよう」と前向きに考えています。
――高石さんが壁を感じる場面って、どんな時ですか? 例えば監督から「全然違う」って言われたりとか?
高石:あ、でもわたしそういうの大好きです! 全然違ったり間違えたりすることが好きで。次に何ができるか考えたり、まったく違うことを持ってこられるのがワクワクします。楽観的でポジティブな部分が出てるんだと思います。
高石あかり
――負けず嫌いですか?
高石:そうかもしれないです。「できなかった、じゃあ次だ」って。落ち込む時は落ち込みたいと思いつつ、でも気が付いたら前を向いている気がします。
※高石あかりの「高」ははしご高が正式表記。
(取材・文:阿部桜子 写真:上野留加)
3DCGアニメーション映画『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』は、5月1日より全国公開。