timelesz・原嘉孝&いとうあさこ、舞台共演で意気投合 “タイプロ”での奮闘に涙し送ったLINEの中身とは?
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――今回はドラマ制作の裏側がテーマということで、お二人にとって近い世界のお話になります。
いとう:私はドラマの経験はちょこちょこですけどね。変な占い師とか、変なデザイナーとか、“変な”が付く役柄ばっかり(笑)。
今回演じる役者さんのマネージャーさんというお仕事を直接は知らないですけど、「この子を良く見せたい」「この子の魅力をいっぱい伝えよう」というのは絶対芯にあると思うんです。ただ、名物マネージャーだと聞いているから、年齢もいっていて歴もいっていて、だんだん圧みたいなものが絶対に出ているのではないかと。「この子をよくしたい」だけじゃない、「はい、私で回ってますよ、この現場!」っていう空気を出しているキャラクターかなと思うんです。でも、どこかにまだ残っている「この子を良くしたい」っていう気持ちや、ドラマ愛や人間性を出せたら素敵だなと思っています。
原:プロデューサーっていったらいろんな責任が問われるわけじゃないですか。でも自分が責任を負う作品が世に出ても、この時代は何をもっていいとされるか分からない。いい作品ができたと思っても評価されなかったら、自分が評価されないし、イコール次の作品を任されないということにもなる。そういう裏側を今回初めて意識しています。
この役が来た時に、今まで僕が出させていただいたドラマのプロデューサーさんの顔を思い浮かべたんです。僕が出るにあたって何かしらの圧があったり、事務所のプッシュがあったのかなと思ったり(笑)。
いとう:見つけてくださったのかもしれないよ。
原:こうやって山田ジャパンさんのようにtimeleszに入る前から決まっていたつながりがあったり、そうじゃないtimeleszに入ってから知ってくださる方もたくさんいたり。どっちがいい悪いじゃないですけど、全部愛があるんですよね。今まで決まった仕事に事務所のプッシュがあったとしても、それも愛だし。
いとう:それを実力で返して、というのも自分の力だしね。
原:そんな要因をたくさん担っているのがドラマプロデューサーという仕事なので、きっといろんな問題に直面するんだろうなと思います。
――原さんはtimelesz、いとうさんは山田ジャパンというグループでのご活動もされていますが、チームならではの良さはどんなところに感じられますか?
いとう:家族っていう表現がいいのかな?
原:僕は基本的に群れている時が好きなんです。スポーツも、ドッジボール、サッカー、バレーボールと基本チームスポーツをやってきましたし。この事務所に入ってからもグループでデビューするというのが大前提で15年やってきましたし、そもそも誰かと何かを切磋琢磨して、喜びやケンカとかももちろん、いろんなことを分かち合っている時間が好きですね。
最近ではやっぱりライブじゃないですか。2月からバラエティーとかもやらせていただいてきましたけど、アイドルといえばやっぱりライブ。そこまではtimeleszではいるんだけど、もう一つグループになりきれていないとも感じていました。ライブでお客様の前で汗水かきながら8人で2時間をやりきるっていう経験を通して、強い絆が生まれたような気がします。
いとう:私はお笑いの世界ではピンで1人なので、山田ジャパンでは、自分がオチじゃなくても誰かでオチるでもいいんですけど、みんなで笑いや芝居を紡いでいくところにシビれますね。もともと山田ジャパンが18年前に誕生した時は今よりももっとコメディがバッチバチだったんで。毎公演後飲みに行って、「あそこスベった~。何が違ったんだろう?」「あそこは何か間が違ったからこうしよう」とか、ネタみたいに作ってました(笑)。今でもその感覚は残っていて、みんなで紡いで、そしてゴールを決める感じが、1人じゃ絶対にできないことなのでめっちゃくちゃ気持ちいいんですよね。
原:timeleszは8人いるから、それぞれ得意なことも違っていて。8人でいるときは8人で頑張ればいいけど、それぞれ1人1人が外部で頑張って、そこで得たものをグループに持ち帰れば掛け算となってもっと大きいものになる。そんなチーム感を感じるとめちゃ楽しいです。
いとう:原先生はお笑い担当なんでしょ?
原:お笑いじゃないです!(笑)
いとう:「踊る!ヒット賞!!」も取ってたじゃん(笑)。
原:(爆笑)