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『スタンド・バイ・ミー』ロブ・ライナー監督が死去 次男ニック・ライナーの身柄を拘束 両親を殺害した容疑

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ロブ・ライナー監督が死去、78歳
ロブ・ライナー監督が死去、78歳(C)AFLO

  映画『スタンド・バイ・ミー』(1986)や『プリンセス・ブライド・ストーリー』(1987)などで知られるロブ・ライナー監督が、現地時間12月14日、米ロサンゼルス・ブレントウッドの自宅で、妻ミシェル・シンガーさんとともに死亡しているのが発見された。78歳だった。米Peopleによると殺人事件とみられ、32歳の次男ニックが殺人容疑で拘束された。

【写真】ロブ・ライナー監督作、青春映画の金字塔『スタンド・バイ・ミー』フォトギャラリー

 複数の米メディアによると、14日の午後3時30分頃、通報を受けて駆け付けたロサンゼルス消防局が、78歳の男性と68歳の女性が死亡しているのを発見。その後、ライナー監督とミシェルさんの遺体であることが確認されたという。関係者によると、遺体の発見後、捜査を担当するロサンゼルス市警強盗殺人課からニックが事情聴取を受けていたようだが、15日朝に行われた市警の会見で、ニックの逮捕が伝えられた。

 1947年3月6日、米ニューヨーク・ブロンクス生まれのライナー監督は、俳優で映画監督のカール・ライナーを父に持ち、幼いころからエンターテイメントの世界で活躍してきた。

 1984年に『スパイナル・タップ』で監督デビューを果たした後、『スタンド・バイ・ミー』(1986)が大ヒットを記録。カルト的人気を誇る『恋人たちの予感』(1989)や、『ミザリー』(1990)、『ア・フュー・グッドメン』(1992)、『LBJ ケネディの意志を継いだ男』(2016)、『記者たち 衝撃と畏怖の真実』(2017)など、様々な作品を発表してきた。俳優としても活動を続け、『記者たち』では主人公たちを鼓舞する局長を自ら演じたほか、エミー賞受賞ドラマ『一流シェフのファミリーレストラン』にもゲスト出演している。

 ライナー監督とミシェルさんは、『恋人たちの予感』の撮影中に知り合い、1989年に結婚。ニックのほかロミー、ジェイクという3人の子どももうけた。ライナー監督にはまた、元妻の連れ子トレイシーを養子に迎えている。

 遺族は広報担当者を通じ、「深い悲しみとともに、ミシェルとロブ・ライナーの悲劇的な訃報をお伝えします。突然の死に胸が張り裂ける思いです。この信じがたいほど困難な時に、プライバシーを尊重くださいますようお願いします」と発表している。

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