宮舘涼太、水上恒司のアメとムチに困惑!? 「お互いがキャッチャーなんです」初共演でも信頼感
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――共演してみて、お互い役者としてすごいと思ったところは?
宮舘:言葉が合っているかわからないんだけど、水上くんは“憑依できる人”。役によってヤンキーにもなるし、時代劇でひげを生やすこともある。そういう引き出しの多さがすごい。
水上:(野球部員のように)あざっす。
宮舘:(笑)。
水上:今の発言に少し補足を……。
水上恒司
宮舘:これ補足されるの!?
水上:いや、聞いてください。役者として僕、先輩でしょ?(笑)
宮舘:そうかな~。じゃあ言わせてあげよう。
水上:憑依しているように見えるのは嫌じゃないんですが、僕自身は「憑依している」とは思っていなくて。
宮舘:そうだね。僕が言いたかったのは見えないところでの努力や台本への向き合い方、その熱量がすごいという意味を込めてました(笑)。
水上:(からかうように)語弊がありますけどね!
宮舘:あったかな!?
映画『火喰鳥を、喰う』場面写真 (C)2025「火喰鳥を、喰う」製作委員会
水上:僕は宮舘さんについて、できればご本人がいないところで言いたいくらい思っていたことがあるんです。北斗という役は、コミュニティの中に突然入り込んでくる“異物”のような存在。いわばウイルスなんです。僕らはそれに対して白血球のように排除しようとする。だからこそ、異物として入り込む“図々しさ”がすごく大事なんです。
撮影当時も今も、宮舘さんご自身の中に図々しさがあるのかもしれないけれど、基本的に消している。もし本当に図々しさを持っていないのだとしたら、北斗という役にそれを創り上げて投影し、ボールとして投げていたわけで──それはものすごく複雑で、難しいことやってのけてますよね。そこは評価されるべき部分だと思いますし、僕自身も興味深く感じています。
宮舘:(急に褒められて)アメとムチなんですよ。ムチの方が多いですけど。
水上:(劇中の北斗のように)こうやって思念を刷り込んでます。
宮舘:なるほど、これは思念か。PRにぴったりだね!