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坂田将吾&阿座上洋平、“新しいジョジョ”に挑む――『スティール・ボール・ラン』が刻む奇跡の瞬間

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アニメ『スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険』インタビューより(左から)坂田将吾、阿座上洋平
アニメ『スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険』インタビューより(左から)坂田将吾、阿座上洋平 クランクイン! 写真:吉野庫之介

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 果てしない大陸を舞台に、命を懸けたレースが幕を開ける――。『ジョジョの奇妙な冒険』の歴史に新たな1ページを刻む、第7部『スティール・ボール・ラン』がついにアニメ化される。主人公・ジョニィ・ジョースター役を演じる坂田将吾、そして彼と共に旅をするジャイロ・ツェペリ役の阿座上洋平。シリーズを愛し、少年時代から“ジョジョ”に心を震わせてきた二人が、今度はその世界の中心に立つ。ファンとしての憧れと、声優としての覚悟。作品に込められた熱をどう受け止め、どう表現しようとしているのか。“新しいジョジョの幕開け”を告げるこの瞬間に、二人の声に耳を傾けてほしい。

【動画】坂田将吾&阿座上洋平が語る『スティール・ボール・ラン』の魅力

■“新しいジョジョ”の幕開け――レースが生む熱狂

――お二人の『ジョジョ』との出会いは?

坂田:中学生の頃、友達に勧められてアニメを見始めました。『ファントムブラッド』(原作第1部)から夢中になりましたが、特に印象に残っているのは『戦闘潮流』(原作第2部)のジョセフ。「逃げるんだよォ!」という名シーンが象徴するように、型破りでユーモラスな主人公像に強く惹かれ、そこから完全に作品の世界にのめり込みました。

坂田将吾
阿座上:僕も中学か高校の頃に、友達の家で単行本を手に取ったのが最初でした。独特な劇画調に最初は驚きましたが、読み進めるうちに主人公たちの熱意や、世代を超えて受け継がれていく意志のテーマに胸を打たれました。当時はちょうど第7部が連載中で、第1部から一気に読み進めるほど夢中に。最初に触れたのは第5部『黄金の風』でしたが、「こんな作品があるんだ」と衝撃を受けましたね。

阿座上洋平
――アニメ『スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険』に出演が決まったときのお気持ちは?

坂田:最初はまったく信じられませんでした。オーディションを受ける段階から「自分が挑戦していいのだろうか」と思っていたので、全力でぶつかるしかないと駆け抜けました。その結果、役をいただけたことは本当に想像もしていなかったことで……。周囲から「おめでとう」と声をかけていただいても、まだ夢のような感覚です。きっと最終話を迎えるその瞬間まで、信じ切れない気持ちは残るのかもしれません。

阿座上:これまで多くの作品に携わってきましたが、『スティール・ボール・ラン』は特別です。声優を夢見る以前、ただ一人のファンとして読んでいた連載中の作品に、今こうして声優として参加できるのは奇跡のようなタイミングだと思います。役との相性やさまざまな条件が重なった結果だと受け止めつつ、この機会は声優人生の中でもかけがえのない喜びです。

アニメ『スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険』ビジュアル(C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険SBR製作委員会
――お二人が感じる本作ならではの魅力は?

坂田:すべてのキャラクターが“譲れない目的”を抱えてレースに挑んでいる点です。勝敗が予測できない緊張感や、生死をかけた戦いの中で新たな目的が生まれる展開に、強く惹きつけられます。登場人物がどう試練に立ち向かっていくのか、その姿は大きな魅力だと思います。

阿座上:第6部『ストーンオーシャン』で一度区切りを迎え、新たに始まったのが『スティール・ボール・ラン』でした。他の部と違うのは、やはり“レース”という舞台設定。横一線に並んだキャラクターたちがどんな結末に向かうのか、まったく予想できず、読み進めるたびにワクワクしました。さらに過去作へのオマージュも多く、懐かしさと新鮮さが同居しているのも特徴です。まさに“新しいジョジョの始まり”を実感させてくれる作品だと思います。

アニメ『スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険』場面写真(C)LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険SBR製作委員会

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■先輩と後輩――現場で深まるリアルなバディ感

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『スティール・ボール・ラン ジョジョの奇妙な冒険』坂田将吾&阿座上洋平インタビュー

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