「こうちゃんと出会えたことは大きな宝」――森崎ウィン×向井康二、初共演で育んだピュアな絆 “リアルにキュン”としたラブシーンも
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  ――恋の場面を演じるにあたって、美しく見せたいなど意識されたことはありますか? また、ときめくようなシーンの裏エピソードがあれば教えてください。
向井:キスするシーンがあるんですけど、距離があって、「遠っ!」ってなりました(笑)。でも完成した映像で観たら、美しく撮れていて「綺麗だな」と思いました。
森崎:映画って、レンズ越しで観ると本当に美しいんですが、演じてる側は実はすごい腹筋使ってたりするんですよ(笑)。でも、その瞬間それを感じさせないこうちゃんのあの余裕感! だけど目の前にいる僕にはわかるので、「あ、すごいがんばってこっち来てる」って。僕は座ってるだけなんですけど(笑)。
――監督からそういったシーンでの演出はありましたか?
 映画『(LOVE SONG)』場面写真(C)2025『(LOVE SONG)』製作委員会
映画『(LOVE SONG)』場面写真(C)2025『(LOVE SONG)』製作委員会
向井:この質問よくされるんですけど、意外と覚えてないんですよ。
森崎:僕も。監督ってあまり細かい演出をするタイプじゃなくて、すごく“画”を大事にする方なんです。僕らには思いつかないようなカットを撮ったりして、後で編集をされたものを見て、「こうなるんだ」と思うことが多々ありました。
キスシーンも「ここでキスしてほしい」っていうシンプルな指示だけ。後ろで雨が降っていて、光が差して、ガラス越しの大きな窓があって…。「この画を撮りたい」っていう監督の気持ちはすごく伝わってくるんです。でも、結構遠いんだよっていう(笑)。
――ラブシーンの撮影では、現場の空気はどんな感じだったんでしょう。
森崎:気まずさとかは全くなかったですね。やっぱり、現場でやってみないと分からない動きも多くて。あるキスシーンも、見た目より人間の動き的にちょっと難しかったり。
向井:僕が一応、支えてる側で。
森崎:そうそう。あのシーンは監督が「これは1発本番でいこう」と言ってくれたんです。普段はあまりそういう言葉をかけないんですけど、あれだけ「サッとやって終わろう」みたいな。だから僕も、事前に「こういう流れね」って確認してたんですが、始まってみると全然違う動きになって。こうちゃんに引っぱられて、ゴロンって転がっていっちゃったり(笑)。
向井:あれ、難しかったよね。「どこまでやる?」みたいな。カイがずっと受け身なのも違うよねとなって。そのシーンの終わり方的にも、いっそ思い切ってやった方がいいのかなって思って。
森崎:その、シーンの詳細については、撮影後に説明されたんですよ。だから、あの時僕はされるがままでした(笑)。「ああ!」ってなって、「やばい! スイッチ入った!」みたいな(笑)。あれはリアルにちょっとキュンとしました。
段取りを確認するのも俳優にとって大事な仕事ではあるんですが、本番でしか生まれないものって絶対にあって、あの瞬間はまさにそうでした。こっ恥ずかしさはあったけど、「あ、こんなにキュンとするもんなんだ」って。
――向井さんもリアルにキュンとした瞬間、ありました?
向井:僕は、リビングでキスした後のウィンくんの顔! あるでしょ、ポケモンの技で「つぶらなひとみ」ってやつ。あれです、“ウィンの瞳”(再現)。
森崎:(爆笑)

 
       
             
             
             
             
             
             
          
               
               
               
               
               
               
               
               
               
               
               
               
               
               
               
               
               
               
               
               
					 
					 
					 
					 
					 
					 
					 
					 
					 
					 
					 
					 
					 
					 
					 
					 
					 
					 
					 
					
