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『超かぐや姫!』夏吉ゆうこ&永瀬アンナ “歌が物語を動かす”仮想空間×和風ファンタジーの新時代アニメ、その収録の裏側

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永瀬アンナ

■同じ曲なのに“違う表情”。かぐやが歌うことで生まれる切なさ

――劇中の音楽シーンについて、印象深く残っている楽曲や収録エピソードはありますか?

夏吉:最初にレコーディングした『私は、わたしの事が好き。』が特に印象に残っています。かぐやの“自己紹介”のような曲で、「歌のテクニックより、とにかくかぐやらしさを前面に」とディレクションをいただいたので、メロディをそのまま歌うというより、ほとんどセリフのように表現している部分もあります。

この曲が流れるシーンでは、かぐやと彩葉の日々が一気に加速していく様子が描かれていて、映像だけでもすごくパワーがあるのに、歌っているとこちらまで元気をもらえるんです。歌詞には、ただの自己紹介では終わらない“かぐやの人生哲学”がぎゅっと詰まっていて、「こんなふうに生きられたら素敵だよね」と思うくらい、少し“暴力的なほどポジティブ”(笑)。本当に大好きな曲です。

夏吉ゆうこ
永瀬:私は、エンディングで流れる『メルト』が大好きになりました。実は、この作品に関わるまでしっかり聴いたことがなかったので、原曲も改めて聴いたのですが……かぐやが歌う『メルト』は、同じ曲なのにまったく違う表情に聴こえるんです。

物語を経たあとなので、かぐやの歌声には切なさが重なっていて、原曲の明るさとはまた違う響き方をしている。その“聴こえ方の変化”がとてもおもしろくて、一気に魅了されました。

永瀬アンナ
――最後に、本作をこれからご覧になる方に向けてメッセージをお願いします。

夏吉:『超かぐや姫!』は“音楽アニメーション”としての迫力や楽しさはもちろん、ぽかぽかと心が温まる日常の裏側に、実はとても壮大なテーマが潜んでいる作品です。幸せなシーンでも、どこか胸がぎゅっと締め付けられるような独特の余韻がある。ただ「楽しい!」「かわいい!」で終わらせてくれないところが、この作品の大きな魅力だと思っています。

まずは気負わず、映像の美しさや音楽の力強さを純粋に楽しむつもりで再生ボタンを押してみてください。そのうえで、かぐやたちが物語を紡いでいく中で、「あ、ここってこういう意味だったんだ」と、繰り返し触れることでより深く感じ取っていただけたらと思います。

永瀬:私はまず、素直に“娯楽として楽しんでほしい”という気持ちが大きいです。映像の完成度がとても高くて、山下清悟監督のこだわりが詰まったカメラワークや美しい画の空気感、そして耳で楽しめる音楽や劇中歌も本当に素晴らしくて、観ているだけでワクワクします。

私自身、落ち込むとずっと引きずってしまうタイプなのですが、そんなときにこうした明るく華やかな作品に触れると、自然と心が前向きになるんですよね。きっと皆さんにとっても、元気をもらえる作品になると思います。ぜひ、楽しんで観ていただけたら嬉しいです。

アニメ『超かぐや姫!』ティザービジュアル(C)コロリド・ツインエンジンパートナーズ
(取材・文・写真:吉野庫之介)

 長編アニメーション『超かぐや姫!』は、1月22日よりNetflixにて世界独占配信。

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