白石聖、大河ドラマでの好演に反響「小一郎が太賀さんだからこそ直の気持ちが理解できた」
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大河ドラマ『豊臣兄弟!』場面写真 (C)NHK
――仲野太賀さんとの共演は三度目になります。
白石:おさななじみという役柄を作る上で、はじめましての方よりも、何度かご一緒している太賀さんだからこそコミュニケーションがすごくとりやすくて、小一郎役が太賀さんでよかったなと思いました。
太賀さんはすごく頼れる座長でもありますし、共演者、スタッフのみなさんのことをすごく気にかけていらっしゃいました。なにより太賀さんと(藤吉郎、のちの豊臣秀吉役の)池松(壮亮)さんの関係性が素敵なんです。2人の笑顔が絶えない現場で、それが現場全体の雰囲気をよくしてくれています。
――太賀さんとのお芝居で印象に残っているエピソードはありますか?
白石:「スケジュール的にこの一週間はすごい大変だね」っていう週があったんです。小一郎の気持ちが怒涛の流れを見せるシーンを撮影する一週間で、そのときの太賀さんの本番での気持ちの爆発させ方が本当に素晴らしくて! 私は泣きの芝居の時は段取りの時からそのままスイッチが入ってしまうのですが、個人的には本番に爆発をとっておきたいという思いもあります。なので太賀さんに「気持ちの調整はどうされているんですか?」と伺って、とても勉強になりました。
――小一郎と直の関係性は白石さんの目にはどう映りますか?
白石:小一郎は無理難題を言われて、いろんなことにぶち当たって悩んだり、時にはくじけそうになったりするのですが、ブレそうになったときに直は動じずにそこに立っている存在かなと。小一郎にとってのお守りのような存在なのかなと思いながら演じていました。
ずっとおさななじみの関係で、直は小一郎のことを人としてもすごく尊敬していて、惹かれていたんでしょうけど、中村を一緒に出ようと言われてついていくことって、すごく大きな賭けじゃないですか。最初、どうしてそこまで小一郎のことを信じて人生を賭けてついていこうと思えたのかな?と思ったのですが、太賀さんとお芝居をした時に、太賀さんの笑顔が確かなものに感じられました。溌剌とした笑顔を見ていると、この人なら本当に平和な世の中を作れるんじゃないか。そう思わせてくれる説得力があの笑顔にありましたし、小一郎が太賀さんだからこそ、直の気持ちが理解できたところもたくさんありました。
大河ドラマ『豊臣兄弟!』場面写真 (C)NHK
――直は小一郎(秀長)のおさななじみですが、白石さんから見て、藤吉郎にあって小一郎にないもの、小一郎にあって藤吉郎にないものはどんなことだと感じられますか?
白石:そうですね…。藤吉郎にあって小一郎にないものは野心。もちろん小一郎にもありますが、藤吉郎はもっとむき出しというか、もっと生々しい野心や欲望、はいあがっていくド根性精神みたいなものを感じました。
小一郎はそれに比べると思いやりとか、もう少し繊細な部分があるのかなと感じます。だからこそ、いろんな人の目線に立って物事を考えられるから、万事円満な解決方法を考えることができたのかなと思っていて。そういう柔軟さは藤吉郎よりもあるんじゃないかなと思います。

