高島礼子、素のかわいさ光るインスタが人気 変わらない美しさの秘訣は「マイナスなことは言わない」

――昨年の『かたき同志』に続いて、今回も石井ふく子先生の演出です。石井先生のすごさというのはどんなところに感じられますか?
高島:一番最近で言うと『かたき同志』でお世話になりましたが、喜劇で、藤山直美さんが稽古場でどんなに面白いことをやっても一切笑わないんです。後から聞いたら「笑っちゃいけないと思った」とおっしゃっていたんですけど、それくらい真剣にずっと見ていらして。
それで私が気づかないところを、直すんじゃなくて「こうしたら?」とアドバイスをくださるんです。『かたき同志』の時は、酔っぱらって踊る場面があったんですけど、どうしてもうまく踊れない私に「これを使ってみて」「次はこれはどう?」といろんなアイデアを考えてくださいました。その役、そのシーンが光るように、その役者さんに合ったアドバイスをくださるので、本当にすごい方だなと改めて感じました。
――石井先生と初めての顔合わせだった『女たちの忠臣蔵』は高島さんにとって初座長公演でした。
高島:初主演で、石井ふく子先生で、しかも石井先生や橋田壽賀子先生のチームの皆さんがいて、「うわ~! どうしよう…」と思ったんですけど、皆さん本当にいい方ばかりですごく助けていただきました。座長だなんて考えなくても、しっかり周りの皆さんが支えてくださったので、そんなに気負わなくていいんだと自分のことだけ考えて作品に臨んだことを覚えています。あれから14年経ちますが、こうしてご縁が続いているのはとてもうれしいですね。
今回も新派さんや松竹新喜劇さんとご縁ができるなんて想像もしていませんでしたけど、プレッシャーを感じるよりもしっかり楽しみたいなと思っています。

――喜劇に自信がないとおっしゃっていましたが、ちょっと意外です。
高島:そうですか? 観るのは本当に好きなんですけど、自分がやるということはあまり考えたことがなくて。『かたき同志』でも直美さんが何かやるたびにお客様が爆笑されていて、「私も客席で観たいわ」と思ったくらいです(笑)。
私の中では毎回真剣勝負。笑いのツボがわかっていないので真面目にやるしかないんですよね。でも、お客様に笑っていただけるってうれしいんです。生で感じる笑いというのは舞台ならではのもので、私たち演じている側も毎回違う笑いを味わえる楽しみがあります。
ただ、私“ゲラ(笑い上戸)”なんです。喜劇では皆さん毎回違うことをしてくるんですよね。耐えれば耐えるほど笑いが止まらなくて…。今回も水谷八重子さんがおばあちゃまをどう演じられるのか、戦々恐々としています(笑)。
――昨年は『かたき同志』、今年は本作に加え秋には『メイジ・ザ・キャッツアイ』も控えるなど、舞台への出演が続きます。
高島:ここ数年、楽しい作品に出たいな、もっとこうしてみたいな、という欲が出てきました。最近より一層自分の中で、もっとこんなことをやってみたい、こんな作品に出たいと思うようになってきたんですよね。

