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『BLEACH』浦原と夜一の絆、アスキンの美学 三木眞一郎×ゆきのさつき×武内駿輔が届ける完結への思い

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■3人が語る『BLEACH』の言葉とキャラクターの美学

――『BLEACH』ならではのバトルは、技名や決めゼリフの響きも大きな魅力です。今回の収録で、特に気持ちが入ったセリフや技名はありますか?

武内:アスキンは、とにかく「致命的だぜ」と言っているので、あの言葉は彼の中でもかなり気に入っているんでしょうね。マイブームというか、自分のアイデンティティのひとつになっているのかなと思います。だからこそ、聞いている側に“毒”のようにじわじわ効いてきたらいいなと思いながら口にしていました。そういう意味では、やっぱり思い入れのあるセリフです。

ゆきの:私、技名は限られているんですよ。「瞬閧(しゅんこう)」と「雷神戦形」くらいしか言っていなくて(笑)。

三木:しかも「瞬霳黒猫戦姫(しゅんりゅうこくびょうせんき)」については、説明を喜助がやっていましたからね(笑)。僕はやっぱり「紅姫」ですかね。もちろん、喜助の声として口にできるセリフは、どれもうれしいんです。どの言葉にも彼らしさがあるし、僕にとっては全部大事なんですけど、その中でも「紅姫」は特別ですね。

(左から)武内駿輔、ゆきのさつき、三木眞一郎
――『BLEACH』は、キャラクター一人ひとりの美学が非常に強い作品だと思います。皆さんのキャラクターには、それぞれどのような“美学”を感じていますか?

ゆきの:夜一は、自分が信じたことを、信じた通りにやっているだけという感じがします。誰かに見せるための美学というより、自分の中にあるものに従って動いている。そこが夜一らしさなのかなと思います。

三木:喜助は、「負けない」ということなんじゃないかな。浦原商店の連中にも任せられるから、自分が負けないというだけではなくて、仲間を負けさせない。いろいろなものをひっくるめて、最後の最後で負けないために動いている人だと思います。

武内:アスキンは意外と、ユーハバッハそのものが美学みたいなところがあるのかなと感じます。ユーハバッハが次にどういう世界を生み出すのか、それを見てみたいという思いが、彼の中にすごくあるんじゃないかなと。

自分では想像できないものを、ユーハバッハなら成し遂げるかもしれない。その絶対的なカリスマ性に惹かれている自分のことも、アスキン自身は気に入っているような気がします。もちろん自分自身の美学もあるんですけど、一番けなされてムッとしそうなのは、ユーハバッハに対する思いを否定された時なんじゃないかなと。そこには、かなり強いものがあると思います。

三木:それでか。なんだかわかった気がするな。さっき、僕らがアスキンのことを「かわいいよね」と話していたじゃないですか。それって、もしかしたら独り立ちできていないように見えるからなのかもしれないなって。だから、僕らにはああいうふうに映るのかも。

武内:たしかに、アスキンはどこかで「自分がここで負けても、陛下がいるしな」という感覚が強くあったんだと思います。だから最後まで、ただでは終わらないけれど、最終的には陛下がなんとかしてくれるだろう、という気持ちもあったんじゃないかなと。

「こっちも負けてないけどね」と言いつつ、心のどこかでは、絶対的な存在に身を預けているような思いがある。その感覚もまた、アスキンらしさにつながっている気がします。

――最後に、ファンの皆さんへメッセージをお願いします。

ゆきの:収録してからもう随分時間が経っているので、ある意味、私自身も皆さんと同じ一視聴者のような気持ちでいます。ぜひ最後まで、一緒に楽しみましょう。

武内:僕自身も、もともとリアルタイムで『BLEACH』を見ていた一人なので、最初のTVシリーズから時間を経て、その延長線上にある物語を、アニメーションとして完結まで見届けられることが本当に感慨深いです。

『BLEACH』には、ワードセンスやキャラクターデザイン、登場人物たちの人物像など、理由を言葉にしきれないくらい惹かれてしまう魅力があると思っています。それをこのクオリティのアニメーションで見られることが幸せですし、僕自身もこれからの放送を楽しみにしています。その気持ちを皆さんと共有しながら、最後までぜひ一緒に見守って、見届けていただけたらと思います。

三木:まずは、第1話をご覧いただきありがとうございます。アニメという形で『BLEACH』の最後を迎えられること、そしてそこに参加させていただけたことを、本当にありがたく思っています。

皆様にもぜひ最後までお付き合いいただき、アニメーションとしての結末を見届けていただけたらうれしいです。そして、その先でまた原作も手に取っていただいて、原作とアニメの両方を、皆さんの心の本棚にしまっていただけるような存在になれたらと思います。

アニメ『BLEACH 千年血戦篇-禍進譚-』メインビジュアル(C)久保帯人/集英社・テレビ東京・dentsu・ぴえろ
(取材・文・写真:吉野庫之介)

 TVアニメ『BLEACH 千年血戦篇-禍進譚-』は、テレ東系列ほかにて毎週土曜23時から放送。

2ページ(全2ページ中)
『BLEACH 千年血戦篇-禍進譚-』三木眞一郎×ゆきのさつき×武内駿輔インタビュー

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