相川七瀬、長くて重いデビュー30周年 2度目の武道館は「過去、未来、現在、全部を楽しんでもらえるライブに」
「夢見る少女じゃいられない」での鮮烈デビューから30周年を迎えた相川七瀬。変わらないパワフル&ロックな歌声でライブ活動にも積極的に挑み続け、11月に約30年ぶりとなる日本武道館でのライブを開催する。大学&大学院進学や子育てなどさまざまな経験を経た彼女に、30年の歩みとたどり着いた現在地、そしてこれからについてインタビューした。
【写真】いつまでも変わらないカッコよさ! 相川七瀬、撮りおろしショット
◆長くて重いデビュー30周年 自ら決めてたどりついた2度目の武道館
――デビュー30周年おめでとうございます。振り返るとどんな月日でしたか?
相川:30年って本当に長いですよね。一口では語れないくらい長かった。そして重たいですね。20周年よりも重たい感じがします。
デビュー当時は30年も続けられるなんてまったく想像していなかったし、5年後も続けられるか分からないなって思っていました(笑)。そもそも20歳の時に50歳の自分をまず想像できないじゃないですか。でも30年経ってまだ同じ仕事をできているというのは本当に幸せだなと思います。
――ライブツアーをずっと開催されてきて、昨年はミニアルバムを3枚発表、今年に入ってからもベストアルバム『Rock 'N' Roll Journey -30th Anniversary Best-』、新曲「Challengers」をリリースされるなど、フル回転の活躍ぶりです。
相川:デビュー当時よりも今のほうが忙しいですね(笑)。1週間に3本フルライブをやるってデビュー当時もなかったですし、年を重ねてきているので疲れますが、そういう新しいことにチャレンジできている50代はなかなか刺激的だなって思います。
すべて「やらなきゃ…」と思ってやっていることではなくて、「やりたいからやろう!」という気持ちからやっていることなんです。たまたま周年のサイクルや自分のミュージシャンとしてのやる気、キャリアの円熟、そういうものが合致したというのがこの3、4年の活動につながっています。ミュージシャンとして幸せだなと思います。
今、昔よりも歌う体ができているのもあって、歌うのがすごく楽なんです。今の方が歌が鳴っている感じがあって、自分でも気持ちよくて。聴いてくださる方にも昔よりも届いているんじゃないかという実感もあります。

――そうした流れの中で迎えるのが11月2日に開催される『相川七瀬 30th Anniversary ROCK KINGDOM TOUR 2026 -FINAL 日本武道館-』です。武道館公演は約30年ぶりとなりますが、前回のステージの思い出は何かありますか?
相川:興奮して前の晩は寝られなかったことと、武道館はすり鉢状なのでファンの皆さんの声が降ってくるように聞こえたこと。それは覚えているんですけど、ステージの具体的なことはあまり覚えていないです(笑)。
――今回の武道館公演が決まったときの心境はいかがでしたか?
相川:決まったというか、今回は自分で決めました。自分の中では、再び武道館をという意識が20周年の時にあったのかって言われたら正直なかった。ここ5年ぐらいで、そういうのを目指して頑張ってもいいんじゃないかとメンバーが言ってくれたことで、1つずつ1つずつ積み重ねて今日まで来ました。
20代の時は何も分からずに織田(哲郎)さんがプロデュースしてくれて、導いてもらってたくさんのことをやらせてもらったんですけど、今、自分が自分をプロデュースしなければいけない立場になって、自分がやるかやらないのかを決断しなければいけない。そんな中でやろう!と自分が決めたので、自分で決めた武道館、自分でたどり着いた武道館なんだなっていう重みはすごくあります。
武道館は、現在展開中のツアー『相川七瀬 30th Anniversary ROCK KINGDOM TOUR 2026』とはまた違ったスペシャルな内容を企画しています。織田さんと一緒なので、織田さんプロデュースの曲がメインになると思われるかもしれないですけど、そうじゃない曲たちも、私にとってはとても大事なものなので、そういう曲も入れながら、過去30年の集大成とこれからの相川七瀬も見ていただきたいので、昔の自分じゃなくて現在地としての相川七瀬を感じてもらえるライブになると思います。
