大ヒット作『ブレア・ウィッチ』監督がJホラーを絶賛「生々しくてグッとくる」

1999年に公開され、低予算作品でありながら、全世界興行収入2億4050万ドルのヒット作となった『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』のエドゥアルド・サンチェス(監督)とグレッグ・ヘイル(製作)。その2人が1月24日に公開となるオムニバスホラー映画『 V/H/S ネクストレベル』の『A RIDE IN THE PARK』編を手掛けている。本作のPRのため、インタビューに応じ、作品の見どころや撮影エピソードを語った。
【関連】<グロ注意>『 V/H/S ネクストレベル』フォトギャラリー
サンチェスとグレッグが共同でメガホンをとった『A RIDE IN THE PARK』は、ジェイミー・ナッシュ脚本・制作によるゾンビ映画。最初に話を持ってきたのはジェイミー。二人はゾンビというジャンルに対して「今さら…」と思ったというが、脚本を読んで「ゾンビ目線のPOVになっていて、脚本自体もすごく面白くて、直感的にいける!と思った」と本作に参加する経緯を語った。
『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』以降、完全に息を吹き返したといえる「POV(主観)・ファウンドフッテージ(※)」ジャンルに位置する本作。「ホラーファンは新しい方法で怖がらせてほしいと思っている。だから、オリジナリティのあるものはもちろん、昔の方法を使ったり、昔流行ったものにプラスして作ってみたりする。今回はファウンドフッテージを踏襲したコンセプトだ」と制作意図を説明した。(※)ファウンドフッテージ:撮影者が行方不明になり、第三者によって発見された未編集映像という設定のフィクション作品。
また、「ロケハンをしている時に腐りかけた木を押したら、上のほうがポキッと折れて、エドのところに落ちてきた。2~3cmずれてたら、エドの頭が割れていたと思う」とホラー映画らしい恐怖エピソードも告白。
そんな彼らに日本のホラー映画の感想を聞くと、「『リング』シリーズなどJホラーは本当に面白い。生々しくてグッとくるよ」と大絶賛。また、ホラー映画ベスト1は、『エクソシスト』で一致。ちなみに2013年のベスト映画も両者ともに『ゼロ・グラビティ』を挙げ、相性の良さを見せつけた。
気になる長編新作については『Exists(原題)』というファウンドフッテージ作品で、ビッグフット(雪男のような怪物)を題材にしたホラーであることも明かした。
最後に「日本人のホラー映画への熱狂ぶりはすごいと思っている。映画館に観に来てください!」とファンにメッセージ。「そうそう、子どもは連れて行かないように! (笑)」と恐怖レベルMAXの作品であることのPRも忘れなかった。
『A RIDE IN THE PARK』の舞台は、とある早朝の公園。そこで自転車を走らせていたマイクは、ケガをした女性から助けを求められる。後方からは怪しい追手の姿が…。彼女を助けようと近づいた途端、マイクは咬まれてしまう。必死に逃げるが気分が悪くなり、その場で倒れてしまうマイク。気がつくと体に異変が起きていた…。