『ジャッカス』総統J・ノックスビル「4歳の息子はマジでクレイジー」と遺伝に大喜び

プロのスタントマンたちが命を懸けてバカを突き詰める、アメリカの人気リアリティ番組の劇場版第4弾『ジャッカス/クソジジイのアメリカ横断チン道中』。リアルな特殊メイクで86歳の変態老人アーヴィングに扮して、一般人に強烈なドッキリを仕掛けたのが『ジャッカス』の総統ジョニー・ノックスビルだ。本作PRのために来日し、「アゲマン~」と連呼しながら取材に応じた、そんな“クレイジー・ガイ”に話を聞いた。
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プロのスタントマンたちによる、お下劣かつ無意味なパフォーマンスをスクリーンにぶちまけた『ジャッカス・ザ・ムービー 日本特別版』『jackass number two』『ジャッカス3D』とは違い、今回の新作は驚きのドラマ仕立て。ジョニーふんするアーヴィングが、悪ガキの孫・ビリー(ジャクソン・ニコル)をヤク中の父親に届けるために全米を横断するロードムービーになっている。その間、出演者に子役がいるのもお構いなしに、体を張った過激パフォーマンスやシモネタ、不謹慎ギャグを連発。何も知らぬ一般人を徹底的に巻き込む。
ジョニーの43歳とは思えぬ身体能力と度胸、そして知能指数の低さには驚かされるばかり。「マイ・ファザー・イズ・クレイジー。俺はその血を引いている」とそのルーツを明かしながら「俺には18歳と2歳の娘、それに4歳の息子がいる。2人の娘は思考能力が高いけれど、息子は完全にバカ。生きる意志のカケラも見当たらない、マジでクレイジーなやつさ」とジュニアへのクレイジー遺伝に嬉しそう。それでも「18歳の娘には『ジャッカス3D』まで、一切作品を見せていなかった。だけど14歳になった時にはいいかなと思って、一緒に劇場で『ジャッカス3D』を観たよ。もちろん『ヤバイな』と思うシーンでは顔を背けさせたけどさ」と良きパパ(?)の表情を浮かべる。
先にも挙げたように、今作はこれまでの『ジャッカス』とは異なる。「今まではバカなエピソードを繋げて1本の作品にしていたけど、今回はアーヴィングというキャラクターだけで話を進めようと思ったから、物語が必然的に必要になった。自分たちで考えた結果、この方法が一番しっくりくると思ったんだ」と製作の舞台裏を明かす。アーヴィングはニューキャラクターではなく、過去に登場していた老人キャラをブラッシュアップして生み出されたそうで「今から10年くらい前にテレビ版で紹介していて、当時は細かい設定もなく90歳を超えたヨボヨボのジイさんだった。映画版の2作目あたりでは元気なジジイとして登場させていて、今回の作品に至ったという経緯がある」と説明する。