アンダーソン監督、『ポンペイ』は3D映画の集大成!『バイオ6』についても言及
さらにアンダーソン監督は、「中にはコンバージョン(完成後に3Dへ変換する方法)や、最後の隠し味程度に使う監督もいるがそれは間違っている」と持論を展開。「私は脚本の段階から3Dを意識し、常に新しい技術を吸収しながら、デザインを模索する。徹底した歴史リサーチのもと、都市を消滅させた大噴火を克明に表現した本作は、そういった意味では3D映画の集大成と言えるかもしれない」と自信をのぞかせる。
キャラクター、3D映像、そしてリアルに再現された町のセットや衣装デザインも専門家から高い評価を獲得したが、その裏ではこんなゆるいエピソードも。「グラディエーターのスタントマンたちが、衣装の下にピンクや紫のカラフルなパンツを履いてくる奴がいて、おかげで闘うシーンが撮り直しになったんだ。それまで製作、監督が私の仕事だったが、新たに“パンツチェッカー”という仕事が増えてしまったよ」とぼやいてみせた。
今回、妻で女優のミラ・ジョヴォヴィッチと共に来日を果たしたアンダーソン監督は、本作のジャパン・プレミアで熱いキスを交わすなどアツアツぶりを披露。そんな二人が再びタッグを組む『バイオハザード』第6弾も気になるところだが、これに対してアンダーソン監督は「脚本は順調に進んでいるよ!今回ももちろん3D、期待して待っていてくれ!」と力強く宣言してくれた。(取材・文・写真:坂田正樹)
映画『ポンペイ』は6月7日より全国公開。