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『花子とアン』中島歩、美輪明宏に感謝 「降板直前まで行った」初舞台秘話を告白

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 本編では、後半、父親とのエピソードが重要になる。そこで、真生と緑、また観客との距離が一致に縮まっていく。

 「あの場面では、僕ではなく、真生として感情が沸き上がりました。俳優として大切な経験ができたと思っています。あっと驚くようなストーリー展開で見せる作品ではないですし、最初は不安もありましたが、作品を観て、ひとつひとつのやりとりにおもしろみを感じられました。随所にユーモアが感じられたのも発見でしたね」と話す中島。ちなみに中島自身にとって結婚は「あまりにも遠い壮大なスケールのもの(笑)」だそうだが、「恥ずかしいと感じることが一緒の人が理想」とのこと。

 さて、俳優デビューから2年あまりの中島にとって、やはり美輪の存在は大きい。13年の『黒蜥蜴』の稽古時には「“どうにもならないから、ほかの子いない?”と、降ろされる直前まで行った」こともあったと明かす。しかしそのことで、「自分でも見たことのないような本気が出せたんです。今まで本気だと思っていた域を越えることができるんだということを、美輪さんから教わりました」と感謝する。

 また美輪といえば、『花子とアン』のナレーションでも話題を集めたが、中島の演じた宮本も好評を博した。さぞや周囲の反響もすごく、環境も変化しただろうと思いきや、「友達や親せきから、ちやほやされるようになったくらいですね」とサラリとかわす。中島の飛躍は、始まったばかりだ。(取材・文・写真:望月ふみ)

 『グッド・ストライプス』は5月30日より新宿武蔵野館ほかにて全国ロードショー。

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