麻美ゆま「生まれ変わるのではなく“再出発”」 新曲への思いを語る

セクシー女優として数々の功績を残してきた麻美ゆま。5月20日、自身にとって7年ぶり2枚目となるソロシングル『Re Start~明日へ~』の発売記念イベントでは「AV卒業」宣言も話題を集めた。現在は音楽活動や芝居、講演会と幅広い活動を展開しているが、境界性悪性腫瘍の発覚から復帰、そして、現在リリースされている楽曲へ込められた思いを本人に伺った。
【関連】「麻美ゆま」フォトギャラリー
5月発売のシングル、そして、昨年発売された自叙伝に共通する“Re Start”というキーワード。「自分から提案しました」と話す麻美は、秘められた思いを語る。
「昨年の自叙伝を手がける時に『何がいいだろう』と考えて。過去の自分も全てひっくるめて新たなスタートを切れる言葉を探していたんです。候補としては『Re born』も浮かんだけど、生まれ変わるのではなく、いったん立ち止まってからの"再出発"を表現しようと思いました」。
心機一転。月並みな言葉ではあるが、麻美自身の現状を例えるにはもっともふさわしい表現かもしれない。取材時には「おかげさまで今はすっかり元気です」と答えてくれたが、2013年2月の境界悪性腫瘍発覚当時からの様子についても語ってもらった。
「それまでの仕事ができない状況に陥り、やはり自分自身で望むことではなかったので葛藤もありました。まわりが普通に生活している中で『なんで私は何もできずに病院のベッドにいるんだろう』と考えたり、時には、仲間だったはずの恵比寿マスカッツのメンバーに対してうらやむ瞬間もあったんです。でも、心配する声や励ましの声など、たくさんの方から温かい言葉をかけて頂いたのもあり、それはきっと現在の支えにもなっていますね」。