篠田麻里子、女優は「一番向いていない職業」 園監督の出会いで挑戦心が芽生える
これでもかという“困難”が降りかかる本作。高校生の制服姿やウエディングドレスを着ながら、血みどろの激しい立ち回りのシーンを披露している。「どんどん汚れて血まみれになっていきますよね。そういう自分にワクワクしました。汚されていくうちに、いい意味で“どうにでもなれ”って感覚になるのですが、その気持ちってすごいパワーを生み出すんです」と語った篠田。続けて「もっと大胆なシーンもやりたかったし、自分を極限状態に追い詰めてくれるのことに興奮を覚えました。私ってドMですね」とニヤリ。
一方で、「困難には立ち向かうように見えて、いったんは(結論を)持ち帰るかも」と冷静な一面も持ち合わせている。「色々なお話をいただいても、即答しないタイプですね(笑)。何事にも不安を感じてしまうんです。でも、やった先にある達成感や喜びも知っているので、絶対チャレンジした方がいいというのも分かっている」。本作で“達成感”を得た篠田の今後の女優業に注目だ。(取材・文・写真:磯部正和)
映画『リアル鬼ごっこ』は7月11日より全国公開。