『真田丸』長澤まさみ、幸村の妻・きりの乙女心に共感「惚れたほうの負け」
今作では主人公・信繁だけではなく真田家そのものの魅力も大きな見どころのひとつであり、長澤も「見ていてワクワクします」と目を輝かせる。「策略家というか、結構腹黒い決断も多くしている(笑)。ただ今回描かれる真田家は、意外と躊躇しながら、迷いながら進んでいるんです。そういう人間ぽさが加わっていますし、策略も時代を生き延びていくためで、家族の仲のよさ、絆の結びつきに繋がっている感じがおもしろいです」。
そしてそんな真田家の結束を強めるために、堺らとの食事会で交わされた約束を明かし笑わせた。「仲良くなるためには、鬼ごっこがいいんじゃないかと。NHKからは代々木公園も近いし。じゃあ、鬼は誰がいいだろうという話になって、その場にはいらっしゃらなかったんですけど、やっぱり(本多忠勝役の)藤岡弘、さんだろうと。きっとバイクで来てくれるって。それで先日も、リハーサルのときに堺さんに、『あの、鬼ごっこはいつやるんですか?』って聞いたら、『長澤さんが藤岡さんを誘わないと』と言われて。いまそれを実行するのが、私の重大な任務になっています(笑)」。(取材・文:望月ふみ)
大河ドラマ『真田丸』はNHK総合にて2016年1月10日20時スタート(全50回)