『情熱のシーラ』主演女優が初来日! 想像通りの日本に感激「秩序があって優しい」
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「女優業=チャレンジ」というウガルテ。「俳優という仕事は常に試されている。例えば作品を撮っている間は、自分とは全く別の人物になりきらなくてはならない。それはキャリアを重ねれば慣れるわけではなく、作品ごとにリセットされる。また完成するとプロモーションのために世界中に行きます。スケジュールは過密ですし、各国で初めて会う方との間でコミュニケーションの取り方を試される。常に新しいことを試されることは大変ですが、それを吸収して成長できる素敵な仕事です」と語る。
今回が初来日となるウガルテ。「日本には、秩序があって人々が落ち着いていて優しい雰囲気という印象を持っていましたが、その通りでした」と語ると「(スペインの)マドリッドでも日本食はブームになっています。世界的にもヘルシーな食文化は有名ですし、日本人の精神論、仕事に対する誠実さは尊敬しています」と笑顔をみせる。
「主人公が人との関わり合いの中で、変わっていく姿だったり、逆にうまく変われなかったりする姿が描かれています。うまく変われないのはなぜなのか、それは自分自身のことをしっかり知りきれていないからなのではないのか……という問題提起があったり、この映画は人間の深い部分まで垣間見ることができるドラマです」と作品の見どころを真剣なまなざしで語ったウガルテ。一方で、今回の来日も過密スケジュールのようで「色々なところに行きたいんですけれどね……」と悪戯っぽく笑う姿のギャップが魅力的だった。(取材・文・写真:磯部正和)