スペインの巨匠、アルモドバル監督最新作『ジュリエッタ』日本版予告解禁

アカデミー脚本賞などを獲得したスペイン映画界を代表する巨匠、ペドロ・アルモドバル監督による最新作『ジュリエッタ』が今秋公開。それに先駆けて、日本版の予告編映像が解禁された。
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映画『ジュリエッタ』は、スペインのある地方を舞台にした物語。ひとり暮らしの女性・ジュリエッタは、恋人であるロレンソにも打ち明けられない苦悩を抱えたまま生きる。ある日、偶然再会した知人から「あなたの娘を見かけたわ」と告げられるジュリエッタだが、やがて封印していた過去と向き合い、宛のない娘への手紙を綴り始める。
一人寂しく「愛する娘へ 今まで言えなかったすべてを話すわ」と胸の内を明かすシーンから始まる予告編では、ジュリエッタの過去と現在が交錯。娘の想い、母の愛とは何か。その真相が明かされぬまま、映画へと期待の膨らむ内容となっている。
本作は、2016年度カンヌ国際映画祭コンペティション部門へ出品されたほか、2017年2月の第89回アカデミー賞外国映画賞部門のスペイン代表作品に選出。アルモドバル監督の『オール・アバウト・マイ・マザー』以来となる2度目の外国映画賞獲得にも注目が集まる。
また、主人公のジュリエッタには2人の女優を起用。ジュリエッタの現在の姿としてスペインのベテラン女優であるエマ・スアレス、過去の姿ではNHKで放送され話題となったテレビドラマ『情熱のシーラ』にも出演したアドリアーナ・ウガルテが出演。
映画『ジュリエッタ』は11月5日から全国ロードショー。