豊川悦司&鈴木京香、“おとなの恋愛”語る 一目ぼれとは無縁
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豊川と鈴木が織りなす、じれったくも行き詰まるような間は、作品に独特の生々しさをもたらす。約10年ぶりの共演に「とにかく京香さんが現場に入られると雰囲気がとても良くなる。京香さんが持っているオーラというか、華やかさでみんな口角があがるんですよ。フェロモンなのかな」と豊川が賞賛すると、鈴木は「嬉しいです」と満面の笑みを浮かべる。そして「前回の現場では、緊張していた部分があったのですが、今回は自分がやりたいと思っていた役で、豊川さんと向き合えたことがすごく楽しかったです」と充実した撮影を振り返った。
劇中の「どうやら僕は恋に落ちたようだ」という詩的な表現が、本作の世界観を物語っているが、豊川、鈴木ともに恋に落ちる瞬間は「はっきりとせずぼんやりとしたもの」と一目ぼれとは無縁だと語る。男女のジリジリとした関係が、情緒たっぷりに描かれていることには「こういうジャンルの作品は最近なかなか作られないですが、元々は日本映画のお家芸。WOWOWさんがこうやって取り上げてくれることはとても意味深い」と豊川が評価すると、鈴木も「映画やドラマ好きが、しっかり見てくれるという安心感があるのでじっくりと演じることができました」と本作参加への喜びをかみしめていた。(取材・文:磯部正和)
WOWOW『連続ドラマW 荒地の恋』は1月9日より毎週土曜22時放送。第1話無料放送。