松坂桃李・菅田将暉も本音を吐露、早朝トーク番組『ボクらの時代』“台本なし”の魅力

松坂桃李×菅田将暉×太賀という人気若手俳優が女優論を語ったり、高橋みなみ×前田敦子×指原莉乃がAKB48の行く末をぶっちゃけたり、出演者の本音が飛び出すトーク番組『ボクらの時代』(フジテレビ系毎週日曜7時)。早朝の放送にも関わらずディープな内容が話題になり、ニュースに取り上げられることもしばしば。なぜ、こうもゲストが心情を吐露してしまうのか。その理由をプロデューサー・塩田千尋氏の話からひも解いてみたい。
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学者、デザイナー、企業家、アーティスト、政治家、教師、映画監督、タレント…。様々なジャンルで活躍するトップランナー3人によるトーク番組『ボクらの時代』が今年で10周年を迎える。番組で放送されたゲストのぶっちゃけトークが話題になることも多いが、番組を面白く進行する司会者を立てていないだけでなく、台本も一切ないのだそう。
「会話の内容は基本、ゲストの方にお任せしています。会話が煮詰まってしまったときなどは、制作サイドからテーマ出しすることはあります。ほとんどの場合、本人たちだけで話が展開していく。話すことが尽きてくると本音が出始めるということもありますし。トーク構成を決めていない分、収録時間は長めで、2時間ぐらいかかります」。
それだけの時間があると通り一遍な話だけでは場がもたないせいか、話す内容がディープになっていく。朝7時からスタートする番組とは思えない内容に、目が覚める視聴者も多いのではないだろうか。「早朝からするような話題ではないようなものも飛び出しますよね。放送時間は番組が始まった時からこの帯で、特に深い意味があったわけではありません(笑)。心の内なる声を聞けるのは、やはり仲がいい3人だからこそ。お互いのことをよく知っているからこそ取り繕うことはできないし、そのときの素直な心情を吐露しやすいのでしょうね。会話から交友関係が見えてくるのもこの番組の面白みの要素だと思っています」。