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橋本環奈、「芯のある女優になりたい」ベテラン俳優との共演で得たもの

映画

 過激なシーンが盛りだくさんの安藤政信とのシーンも非常に印象に残っているという。「ミラーボールを叩いたり、灰皿でボイスレコーダーを壊したり……全部安藤さんのアドリブなんです。本気で泉を脅しにかかってくるんです。でもそこで驚いたり引いたりしては星泉として成り立たないので『絶対負けない!』という気持ちで向かっていきました」と橋本は胸を張る。

 ベテラン俳優たちとの全力の対峙。橋本にとってこの経験は何事にも代えがたい時間だった。映画への魅力に取りつかれた。「撮影では初めての経験も多く色々なことがありましたが『また出たい』って欲が出てきました。演じることって答えがないということを今回、身をもって知りました。それを見つけ出していく過程が楽しいんです」と目を輝かせる。

 さらに共演の武田鉄矢から「もっと映画を好きになって欲しい」と言われたという。「武田さんは、初めて出演した映画『幸福の黄色いハンカチ』で高倉健さんから教えていただいたことを、受け継ぎたいという気持ちが大きいって仰っていて。そして『橋本環奈という1人の女優に対して、色々なことを教えたいし、映画の楽しさを分かって欲しい』って仰ってくれたんです。それを聞いて『私は何て幸せなんだろう』って感謝の気持ちで一杯になりました」とつぶやく。

 演じることの楽しさを知った橋本。「色々な色に変わるけれど、しっかりとした芯のある女優になりたい」と抱負を述べる。すでに“1000年に1人の逸材”などインパクトのあるイメージを持たれているが「そういうイメージを持ってくださるのはほんとうにありがたいなって思っています。でも、そう思ってくださる方も思い描かない、良い意味で裏切れるような面もお見せすることができるような女優さんになっていけたらなと思います」と笑顔で語ってくれた。(取材・文:磯部正和)

 『セーラー服と機関銃 -卒業-』は、3月5日より全国公開。

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